【本体】

標準仕様のほか、プロフェッショナル向け仕様も用意

アップル、PowerPC G3/300MHzを搭載したG3シリーズ最上位機

'98/5/6 発表

価格:オープンプライス

連絡先:FAXAID 03-3391-1200(FAXによる情報提供サービス)
    プレスリリース:1801#、データシート:3326#


 アップルコンピュータ株式会社は、PowerPC G3/300MHzを搭載したミニタワー型のG3シリーズ最上位機「Power Macintosh G3 MT 300」を発表。標準モデルとグラフィックスモデルの2種が用意され、グラフィックスモデルでは、メモリ容量、ディスク容量、グラフィックスアクセラレータなどが標準モデルより強化されている。価格はいずれもオープンプライスだが、店頭での価格は標準モデルが40万円台前半、グラフィックスモデルが50万円台後半となる見込み。5月下旬より販売開始する。

 標準/グラフィックスモデルとも、PowerPC G3で最速のクロック300MHzのCPUと、バックサイドキャッシュを1MB搭載している。アップルでは、これにより従来の最速製品との比較で約20%高速化したとしている。メモリはSDRAM DIMMを採用、メモリ拡張スロットを3基装備しており、最大メモリは384MB。内蔵ハードディスク用にはUltra Wide SCSIインターフェイスを新たに採用、外部SCSIポートは従来通り標準SCSIを装備している。OSはMac OS 8.1をプリインストール。筐体は従来のミニタワー型と同じものを採用しており、外観デザインの変更はない。

 グラフィックスモデルでは、Ultra Wide SCSIの内蔵ハードディスクを2台装備し、RAIDソフトウェアをバンドル。これにより、2台のハードディスクに同時書き込み/読み出しができる。また、ビデオメモリ8MB搭載グラフィックスアクセラレータカードにより、最大解像度はフルカラー表示で1,920×1,080ピクセルまでサポート。10/100BASE-Tイーサネットカードを装備するなど、プロフェッショナル向けの仕様となっている。
 なお、グラフィックスモデルではグラフィックスアクセラレータ、イーサネットカードでPCIスロットを出荷時の設定で2本使用しており、空きスロットはない。

【おもな仕様】
 標準モデルグラフィックスモデル
CPUPowerPC G3/300MHz
2次キャッシュ1MBバックサイドキャッシュ(共通仕様)
標準メモリ64MB SDRAM128MB SDRAM
HDD4GB×1基4GB×2基

□アップルコンピュータのホームページ
http://www.apple.co.jp/
□ニュースリリース
http://news.apple.co.jp/product/980506g3mt300.html

('98/5/6)

[Reported by hiroe@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp