【イベント】 |
'98/4/20~4/23開催(現地時間)
開催地:シカゴ
COMDEX/Spring'98 2日目は、Intelの上級副社長兼ゼネラルマネジャーPaul Otellini氏による基調講演が行なわれた。
講演で中心となったテーマは「Architecture for everyone」で、PCの用途が多様化していることを踏まえて「各々の用途にあったアーキテクチャが必要となる」と述べた。講演では、さまざまな用途と、そこで使われるべきPentium IIがデモを交えて紹介された。
デモは3Dグラフィックスに関連する内容が多く、証券情報を3Dグラフ化するプレゼンテーション例や、複雑にモデリングされた3D画像内をリアルタイムで移動するデモなどを披露。デモ機にはいずれも100MHzバスに対応したPentium IIが使用されており、特に後者のデモは、今年半ばに製品発表されるというPentium IIの上位版「Xeon」が適用されていく例としても紹介された。
また、低価格PC向けのプロセッサとしてリリースされた「Celeron」についても適用例が紹介されたが、こちらは簡単にオンラインショッピングをするシーンを紹介する程度で、デモに割かれた時間もほかより短かったのは印象的。
Otellini氏は、今後もより高速なプロセッサが必要となっていくことを訴えて講演を締めくくったが、全編を通して「Architecture for everyone」 というテーマを強調することで、Intelが出遅れている低価格PCの分野への対応もさりげなくアピールする格好となった。
□Intelのホームページ
http://www.intel.co.jp/
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]