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米FlashPoint Technology社は、米Motorola社、米Wind River Systems社、米SanDisk社とともに、デジタルカメラをはじめとするイメージング機器のソリューションを、デジタルカメラメーカー向けに提供すると発表した。
FlashPointが提供するデジタルカメラ用のOS「Digita」は、元Apple社で開発された技術で、デジタルカメラの標準OSをめざすとしている。操作の簡単さや、マルチランゲージ対応、スクリプト言語によるカメラ内での処理が特徴。会場ではスクリプトによる機能拡張の例として、用意された画像に対話式にパラメーターを入力することでHTMLファイルを出力するデモが行なわれた。
MotorolaはCMOSイメージセンサーやPowerPC 823などのチップ類を、Wind River SystemsはリアルタイムOS「VxWorks」を、SanDisk社はコンパクトフラッシュの技術を提供する。DigitaはこれらのデバイスやOSを標準デバイスとしてサポートし、カメラメーカーに対してソリューションとして提供する。
また、ハードウェア開発キット「Digita Tools」、パソコン用の画像処理環境「Digita Desktop」も用意される。
すでに、米Kodak社、ミノルタ、シャープがDigitaのライセンス契約を結んでおり、'98年夏から搭載した製品が出荷されるとしている。
ただし、現状でネックとなりそうなのは、Motorolaから提供されているCMOSメージセンサーは640×480ピクセルまでにとどまっていること。現在国内市場で主流となりつつあるメガピクセル対応ものは'98年第4四半期以降に出荷の予定であること。イメージセンサーを除いた各チップはCCDにも対応はしているが、当初は640×480ピクセル(38万画素クラス)からの登場となりそうだ。
□FlashPointのホームページ(英文)
http://www.flashpnt.com/
□Digita製品情報
http://www.flashpnt.com/Public/DIGIMAGING.html
('98/4/14)
[Reported by date@impress.co.jp]