【本体】 |
価格:
Ruputer(MP110) 38,000円
RuputerPro(MP120) 48,000円
連絡先:セイコーインスツルメンツお客様相談室
Tel.043-211-1151
セイコーインスツルメンツ株式会社は、プログラム可能な腕時計型のコンピュータ「Ruputer(ラピュータ) 」シリーズ2モデルを発売する。単体でもPDAとしての機能を持つほか、Windows 95パソコンとの通信機能も備える。価格は、フラッシュメモリ512KB搭載の「Ruputer(MP110)」が38,000円、2MB搭載の「RuputerPro(MP120)」が48,000円。販売はエスアイアイ販売株式会社が6月10日から行なう。なお、いずれのモデルにもシャンパンゴールドと、ガンメタルの2色が用意されている。
●本体の機能
「Ruputer」は腕時計型のコンピュータで、新開発のステイック型の十字キー、102×64ドットの2階調STN液晶を備えている。また、JIS第一、第二水準の漢字ROMも搭載しており、1画面に全角で8×5文字の表示が可能。バックライトにはELを採用し、生活防水程度の防滴仕様となっている。電池はCR2025×2で、1日1時間の表示で4カ月使用できる。
標準機能としては、時計機能、クロノグラフ機能、PIM、電卓、ゲーム、テキストビューワー、画像ビューワーなどがある。本体でのデータの入力は、ソフトウェアキーボードから可能だが、タッチパネル液晶ではないので、十字キーで選択して入力する。なお、タッチパネルを採用しなかった理由は「防水性を保つため」としている。
●通信機能
シリアルポートを備えており、付属の「PCドッキングステーション」を利用することで、Windows 95パソコンと19,200bpsの転送速度でデータ交換ができる。また、添付のソフトを使うことで、パソコン側の独自のPIMソフトとのデータのシンクロや、ファイル転送、機能設定などが可能。
そのほか、赤外線通信ポートも本体に備えているので、Ruputer同士やパソコンとワイヤレス接続も可能。また、オプションの「Ruputer PIM Link for Microsoft Outlook 97、Microsoft Schedule+ Ver.7.0、Lotus Organizer97」を利用することで、Outlook 97などとのデータのやり取りが可能なほか、ASKにも対応しているのでシャープのZAURUSなどと住所録のデータ交換もできる。
●アプリケーション開発環境
この製品の特徴はプログラムが可能なことだが、その環境としてRuputer専用のCライブラリ、Cコンパイラが7月から提供される予定。なお、この開発環境の価格や、ユーザーが開発したアプリケーションのライセンスなどについて、現在のところ未定となっている。しかし、同社は、なるべく開発環境は無料で、ユーザー開発のアプリケーションのライセンスはフリーにして、ユーザー側の発想を取り込んでいきたいという。ユーザーの優秀なソフトや、同社が開発したソフトなどはRuputerのホームページで公開していくことも考えているという。
●実際の使用感
発表会では、かなりの数の実機が用意されており、実際に触ることができた。本体カバーがプラスチック、ベルトは樹脂製なので高級感はあまりない。
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アプリケーション起動時などには、イルカのアニメーションが表示されるなど、遊び心が随所に見られる。そのほか、ユーザーがアプリケーションを開発できる環境を用意するなど、非常にマニア心をくすぐる製品となっている。同社もターゲットを「モバイル プロフェッショナル」としており、時計店では販売を行なわず、パソコンショップ、カメラ屋、家電量販店で販売するという戦略を取っている。
【主な共通仕様】
('98/4/8)
[Reported by furukawa@impress.co.jp]