'98/4/1 実験サービス開始
連絡先:Com^3 Pilotカタログセンター
(ただいま回線工事中)
MTTは4月1日より、なんばディスプレイサービス(仮称)のフィールドテストをなんば地区において開始した。
なんばディスプレイサービスは、CCDビデオカメラと液晶ディスプレイを備えたテレビ電話機に、お互いの顔を映すもの。MTTではこの端末用に新しく自社開発した動画圧縮/伸張用ソフトウェアエンジンを搭載した。迷惑電話の証拠となるよう、画像記憶装置もオプションで用意される。
なんば地区でフィールドテストを行なうため、「なんばディスプレイサービス」と仮称されているが、実験期間が終わりしだい全国にサービスを拡大すると同時に、正式名称(未定)に切り替える。全国サービスインは、'99年4月1日を想定しているという。
なお、なんばディスプレイサービスには、受信側・送信側ともに専用の端末が必要となる。実験対象地区のなんばでは、実験サービスを申し込んだが専用の端末を接続していなかった家庭などで、電話が通じなくなるなどのトラブルが実験開始と同時に頻発している。これについて、MTTでは急遽記者会見の席を設けたが、事前の告知が足りなかったのではないかという記者の質問に対し、MTTの担当部長は、「そらもう再三注意してまんがな。それでもわからん利用者のほうがおかしいんちゃいますか」との見解を述べた。
なんばディスプレイサービスの正式サービスの利用料金は月額固定となる。現在のところ、見込まれている料金は(以下すべて家庭用の場合)一般回線で300円/月、プッシュ回線(現在は一般回線もほとんどこれ)では200円プラスとなる。ISDN回線では1Bあたり500円で、INS64では1,000円、INS1500では11,500円。ISDN回線の場合の利用料についてMTTでは、「Dチャネルの分は勉強させていただく予定です。いやほんま、大出血サービスでんがな」とコメントしている。
('98/4/1)
[Reported by なんば太郎]