【周辺】

　NECホームエレクトロニクス株式会社は、デジタルカメラの画像が見られるTV「デジぴっくる（C-14DC1)」を4月21日に発売する。標準価格は67,000円。

　デジぴっくるは、パソコンを使えない層をターゲットとしており、操作はリモコンで行なう。デジぴっくる単体で、内蔵のPCカードスロットとFDD、カシオQVシリーズ用のデジタル入力端子からJPEGデータを読み込み、表示、加工、編集できる。Type 2×1のPCカードスロットは読み込み専用で、加工、編集したデータはFDDに保存する。

　表示機能は全画面、サムネール（一覧）、スライドショー、加工機能は逆光補正、モノクロ変換、縦横変換など、編集機能は40種のフレーム、50種の文字コメントなどが用意される。また、マイクを内蔵しており、各画像へWAVE形式で10秒ほどの音声コメントをつける機能がある。プリンタは通常のビデオプリンタの接続を想定しており、専用品は用意されない。

　デジタルデータをNTSC変換して表示するため、解像度は640×400ピクセル（65,536色）となるが、これを越えるサイズの画像でも全体が表示される。本体のメモリ容量や画像を保存するFDの容量の関係で、加工、編集できる画像は41万画素以下、実質的には35万画素クラスのデジタルカメラのデータに限られる。

□NECホームエレクトロニクスのホームページ
http://www.nehe.nec.co.jp/home.htm
□ニュースリリース
http://www.nehe.nec.co.jp/press_n/eim/c14dc1.htm

('98/3/26)

[Reported by date@impress.co.jp]