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キヤノン株式会社は、デジタルカメラ2機種を発表した。同社としては久しぶりの新機種で、いずれも特徴のある仕様となっている。
●デジカメ版IXY?「PowerShot A5」
103×68×32.5(幅×高さ×奥行)mm、230g(本体のみ)と小型軽量の81万画素デジタルカメラ。同社のAPSカメラIXYをひとまわり大きくした程度の大きさ。メーカーでは、81万画素以上のカメラでは最小最軽量としている。
また、ボディ外装は、ジュラルミン合金を採用、ボディカラーはシャンパンゴールド、レンズは沈胴式と高級感を演出している。
特徴的なのはバッテリーで、35ミリカメラなどでよく使われるリチウム電池(2CR5)、ニッケル水素2次電池、ACアダプタの3電源方式となっている。
2CR5の寿命が気になるところだが、キヤノンの自社データによればフラッシュ撮影を1/4混ぜて、液晶オフ、ラージ、ファインモードでの撮影で330枚以上の撮影が可能となっている。液晶使用時のデータは公開されていない。
レンズは35ミリカメラ換算で35mmの単焦点。フォーカスはオートフォーカス。ファインダーは、光学式と2インチ低温ポリシリコン液晶を備える。記憶媒体はコンパクトフラッシュ、画像フォーマットは同社が中心となっているCIFF。そのほか、フラッシュ(ストロボ)、ビデオ出力端子を備える。
撮影モードは圧縮率による切り替え(ノーマル、ファイン)に加え、記録画素数も切り替えられる。「ラージ」は、1,024×768ピクセル、「ノーマル」は512×384ピクセル。これ以外に、CCDの生データをそのまま記録する「CCD RAW」モードも用意される。
●2.5倍ズーム168万画素「PowerShot Pro70」
168万画素1/2インチCCDと、2.5倍ズームレンズが特徴の高級機。一眼レフ的なデザインだが、ファインダーは独立した光学系を持ったズーム式。2インチ低温ポリシリコン液晶が併用される。液晶は可動式で角度が変えられる。
記録画素数はラージ(1,536×1,024ピクセル)とスモール(768×512ピクセル)の切り替え。コンパクトフラッシュにCIFFフォーマットで記録。
レンズは35ミリカメラ換算で28~70mm。広角端が28mmと広角よりのズームで、非球面レンズを含む。電源はA5同様2CR5、ニッケル水素2次電池、ACアダプタの3電源方式。フラッシュは内蔵していないが、ホットシューを備えており、同社のEOSシリーズ用「スピードライト220EX/380EX」に対応する。
サイズは145×85×132(幅×高さ×奥行)mm、約650g(本体のみ)と、ライバルと目されるオリンパスC-1400Lよりひとまわり大きく重い。
□キヤノンのホームページ
http://www.canon.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canon-sales.co.jp/Whatsnew/1998-kami/pr_ps5a-70.html
('98/3/12)
[Reported by date@impress.co.jp]