【業界動向】

当初予測を若干下回る結果に
上位4社のシェアがさらに拡大

　ハイテク関連の調査会社、米Dataquest社は、'97年度の全世界のパソコン出荷台数統計を発表した。

　1年間の総出荷台数は前年比15.8%増の約8,200万台。アジア地域の経済危機の影響により、当初の予測（17%）を若干下回る結果となったが、全体としては堅調な伸びを示した。
　企業別の統計では、首位の米Compaq Computer社が前年比42.4%増の約1,000万台を出荷した。米Dell Computer社も前年比62.3%増、米Hewlett-Packerd社も前年比55.9%増と大幅な伸びを示し、上位4社のシェアがさらに拡大した。

　Dataquestは「'97年度の出荷台数は前年比約1,100万台増となったが、そのうち約7割を上位4社が占める結果となった」とコメントしている。

【出荷台数】

	'97出荷台数	成長率	シェア	'96出荷台数	シェア
Compaq	10,159	42.4%	12.4%	7,132	10.1%
IBM	7,244	18.6%	8.8%	6,108	8.6%
Dell	4,591	62.3%	5.6%	2,828	4.0%
Hewlett-Packerd	4,470	55.9%	5.4%	2,867	4.0%
Packerd Bell-NEC	3,910	-8.3%	4.8%	4,262	6.0%
その他	51,695	8.4%	63.0%	47,672	67.3%
総計	82,070	15.8%	-	70,870	-

※出荷台数は1,000台単位

□米Dataquest社のホームページ
http://www.dataquest.com/
□ニュースリリース
http://gartner4.gartnerweb.com/dq/static/about/press/pr-b9804.html

('98/1/28)

[Reported by seino@impress.co.jp]