PC Watchの読者アンケートとして初めて投票が1万を越え、PC/AT互換機の自作についての関心の高さが伺えた。また、「自作したことがある」が73%を占め、「自作したことはないが、興味はある」を合わせると、実に99%。最近、多くの雑誌で取り上げられている「PC/AT互換機の自作」だが、その人気の高さを裏付ける結果になった。

自作したことがある	人数	比率
自作したことがある	7594人	73%
自作したことはないが、興味はある	2652人	26%
自作したことがなく、興味もない	109人	1%

　自作しない理由のトップは、やはりメーカー製のパソコンにはパソコン全体に保証があるという安心感があるのか「自作は安定性、保証が心配」だった。ただし、他の項目の割合にも大きな差がなく、全体的なバランスを考えて「メーカ製のパソコン」という選択をしている人が多いようだ。また、「その他」の意見では、「ノート型のパソコンを使うため自作できない」という意見が多く見られた。

自作しない理由	人数	比率
メーカ製のパソコンの方が安い	36人	33%
自作は安定性、保証が心配	50人	45%
組み立てられる自信がない	34人	31%
組み立てる作業が面倒	41人	37%
各パーツの相性が心配	31人	28%
その他	25人	22%

　自作する理由は8割以上の人が「自分好みのマシンができる」に投票している。やはり、メーカ製品では得られない満足が、自作では得られるようだ。

　価格でのメーカ製品との優位性は、バンドルソフトなどを考えると少なくなっているが、「手持ちのパーツが流用できる」「グレードアップが容易」という意見も多く、そういった意味では、コストパフォーマンスが高いと考えられている。また、「組み立てる作業が好き」も過半数の方が投票しており、組み立て作業自体に楽しみを見出している方も多かった。

自作する理由	人数	比率
メーカ製品より安くパソコンが手に入る	2697人	26%
自分好みのマシンができる	8446人	82%
手持ちのパーツが流用できる	5916人	57%
メーカ製のパソコンに魅力がない	2688人	26%
グレードアップが容易	6595人	64%
組み立てる作業が好き	5309人	51%
PC/AT互換機の知識が深まる	4154人	40%
その他	507人	4%

　これから欲しいパーツでは、CPUの割合が最も高かった。次に割合が高かったのは、メモリを押さえてマーザーボード。その他では、ビデオカード、HDD、メモリがそれぞれ4割前後を得票した。最近になって値段が下がり注目が集まっているCD-Rは20%だった。

　また、「その他」では、DVD-ROMドライブ、LANカードという意見が多く見られた。

これから欲しいパーツ	人数	比率
ない	417人	4%
CPU	6238人	60%
マザーボード	5102人	49%
メモリ	3943人	38%
ケース	1963人	19%
FDD	249人	2%
HDD	4048人	39%
CD-ROM	1282人	12%
CD-R	2091人	20%
CD-RW	1008人	9%
MO	1382人	13%
PD	272人	2%
ビデオカード	4174人	40%
SCSIカード	2049人	19%
サウンドカード	1813人	17%
その他	943人	9%

　自作の情報元としては雑誌がもっとも多く、ついでWebだった。やはり、自作の情報は鮮度が重要なようだ。また、数多く出版されているPC/AT互換機組み立てに関する書籍だが、最新の情報を得るのは難しいためか、情報源とする割合は低かった。

　「その他」の意見では、NIFTY SERVEやNetNewsなど、電子ネットワークが多かった。

自作の情報元	人数	比率
雑誌	8535人	83%
書籍	1862人	18%
Web	5742人	56%
友人、知人	3413人	33%
その他	1105人	10%

性別	人数	比率
男性	10267人	99.2%
女性	88人	0.8%

年齢	人数	比率
～15歳	22人	0%
16歳～20歳	361人	3%
21歳～25歳	2137人	21%
26歳～30歳	2746人	27%
31歳～35歳	2512人	24%
36歳～40歳	1512人	15%
41歳～45歳	646人	6%
46歳～50歳	310人	3%
51歳～	109人	1%

プレゼント商品	人数	比率
Watch特製テレホンカード	3611人	34%
PC Watch特製腕時計	6479人	62%