【イベント】

MACWORLD Expo/San Francisco 会場レポート 2日目

「単なる移植ではない」 Office 98 Macintosh Edition

'98/1/6~1/9開催(現地時間)
開催地:サンフランシスコ


 Jobs氏は基調講演でOffice 98を紹介する際、「'97年のMACWORLD Expo/BostonでのMicrosoftとの約束通り、Office 98をここで発表することとなった」が、「これだけではない。今後さらに両社は連携を強め、Microsoftは今後多くのMac対応製品をリリースする」と述べた。その後のMicrosoftのMac用製品開発チームのBen Waldman氏によるデモはMicrosoftが本腰を入れて取りかかったという印象を十分にあたえてくれるものだった。


これがMac版OfficeのOfficeアシスタント。横を向いたり、アニメーションが非常にかわいい。
 Microsoftによると、Office 98 Macintosh Edition(以下 Office 98)には3年の開発期間と25,000時間の顧客リサーチをかけたという。また、Appleとの技術提携により、Mac OS 8のルック&フィール、ドラッグ&ドロップ機能、QuickTimeのサポートなどが可能になったとしている。基調講演のデモで特に聴衆の反応が良かったのがOfficeアシスタントのキャラクターで、Windows版ではイルカだが、これがMac版では一体型Macになっており、アニメーションする様子はMacユーザーには非常にアピールするところ。Microsoftは確かに膨大なリサーチにより、Macユーザーのつぼを心得たように思える。機能面でも、ドラッグコピーによるインストールをサポートするなど、「Macの常識」に合わせた機能が多く盛り込まれている。またファイルフォーマットはWindows版と完全な互換性を保っており、これは今後リリースされるWindows版においても保証されるという。


マイクロソフトブースのセミナーエリア。久々のMicrosoft Office製品の新バージョンとあって来場者の関心も非常に高い
 Macintoshプラットホームでも、Excelは表計算ソフトのシェアを独占しており、欧米ではWordの利用率も非常に高いため、Macユーザーにとっては待ちに待った新バージョンと言える。Office 98は展示会場でも注目の的となっており、Microsoftブースのセミナーエリアには人垣ができていた。

 出荷については1月に生産に入るが、市場に行き渡るのは3月になるとアナウンスされている。価格はアップグレード版が299ドル、新規購入が499ドル。FrontPage 1.0、Encarta 98 Deluxe、Bookshelf 98を含むGold版はアップグレード399ドル、新規購入599ドル。製品構成については下表の通り。

 なお、英語版の動作条件としては、PowerPC(120MHz以上推奨)、Mac OS System 7.5以降(7.5.5以降推奨)、16MBメモリ(32MB以上推奨)、49~120MBのHDD空き容量があげられている。


【Microsoft Office 98 Suiteの内容】
  Macintosh Edition Macintosh Edition Gold
Word 98
Excel 98
PowerPoint 98
Outlook Express
Internet Explorer 4.0
FrontPage 1.0
Encarta 98 Deluxe
Bookshelf 98



□Microsoft and Apple Advance Relationship By Delivering on Product Commitment
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1998/Jan98/Applepr.htm
□Office 98ニュースリリース
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1998/Jan98/Mac98Pr.htm
□関連記事
【1/8】MACWORLD Expo/San Francisco現地レポート インデックス
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980107/macw_i.htm

('98/1/8)


[Reported by hiroe@impress.co.jp]


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