【業界動向】

'97年に引き続きNECが2位、米Motorola社が3位に
日立は6位に下落

　ハイテク系市場調査会社の日本ガートナーグループ株式会社は5日、世界半導体メーカーの'97年度売上高ランキングを発表した。米Intel社が前年比18.6%増の210億ドルと大幅に売上高を拡大し、6年連続で首位となったほか、'97年に引き続きNECが2位、米Motorola社が3位となった。

　日本の東芝や日立と韓国のSamsungは、円安・ウォン安の影響やメモリー価格の下落などでマイナス成長となり、日立は売上高が前年比19.2%減の約65億ドルで、順位も6位（'96年度4位）に下落した。

　日本ガートナーグループでは「MPUは、全体としては堅調なPC生産に支えられ、Intelが業績を20%近く伸ばした」一方で、「メモリーベンダーの売上高は、マイナスもしくは横這いとなった」としている。

【上位10社ランキング】（単位：100万ドル）

順位 （前年）	メーカー名	売上高	前年比
1 （1）	Intel	21,083	18.6%
2 （2）	NEC	10,656	2.2%
3 （3）	Motorola	8,120	0.5%
4 （6）	Texas Instruments	7,660	8.4%
5 （5）	東芝	7,507	－6.9%
6 （4）	日立	6,523	－19.2%
7 （7）	Samsung	6,010	－7.0%
8 （8）	富士通	4,872	10.1%
9 （9）	Philips	4,435	5.1%
10 （11）	三菱	4,097	－0.1%

□日本ガートナーグループのホームページ
（1月6日現在、この製品に関する情報は掲載されていない）
http://www.dataquest.co.jp/
□Dataquestのホームページ
http://gartner4.gartnerweb.com/dq/static/dq.html
□ニュースリリース
http://gartner4.gartnerweb.com/dq/static/about/press/pr-b9801.html

('98/1/6)

[Reported by seino@impress.co.jp]