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東芝、16MBスマートメディアを'98年第1四半期にサンプル出荷

'97/12/10 リリース公開

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 株式会社東芝は、容量16MBのスマートメディアを'98年第1四半期にサンプル出荷を開始すると発表した。電源電圧は3.3V。サンプル価格は30,000円。量産開始は'98年第3四半期とされている。

 16MBスマートメディアは、従来の8MB以下の製品と異なり、コントローラを組み込むことで、フラッシュメモリ素子を2個搭載し容量を増やしている。このコントローラ回路は2チップのフラッシュメモリを1チップのフラッシュメモリにみせるもの、現状では64Mbit(8MB)のフラッシュメモリ2チップを仮想的に128Mbit1チップにみせている。将来的に1チップで128Mbitのフラッシュメモリが登場した場合にも互換性を保持する。

 なお、スマートメディアの仕様統一などをはかるSSFDCフォーラムでは、11月に16/32/64/128MBまでのスマートメディアの仕様を決定しており、東芝ではこの仕様に基づいて2001年までに128MBスマートメディアを開発する。また、韓国三星電子も、大容量スマートメディアの製品化を表明しており、こちらの動向も注目される。

【お詫びと訂正】
 10日付けの本記事において、コントローラ回路が入ったことによって互換性の問題が生じるかのような記載がございましたが、「実際は1チップにエミュレートするためのコントロール回路であり、インターフェイスには変更はない。将来的に1チップ化された場合でもインタフェースは保持される」というコメントをいただきましたので、記載を訂正させていただきます。ご迷惑をおかけいたしました株式会社東芝をはじめとする関係者の方にお詫び申し上げます。

□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/1997_12/pr_j1001.htm
□SSFDCフォーラムのページ
(12月10日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.ssfdc.or.jp/japanese/index.htm

('97/12/10)


[Reported by date@impress.co.jp]


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