米Intel社は、ビジネス市場向けのクライアントPCの新アーキテクチャー「Lean Client」とそれに対応するサーバーのガイドラインを来年の早い時期までに策定すると発表した。
Lean Clientの具体的な仕様はまだ明らかにされていないが、クライアントの下限は、enbedded Pentium(組込用Pentium)をベースとし、1台当たり500ドル程度で提供される見込み。サーバーは、Pentium IIまたはPentium Proベースで、「Hardware Design Guide Version 1.0 for Windows NT Server」に準拠したものとなる。
ガイドラインの作成には、Microsoft、IBM、Citrix、NCI、Novell、SCOなどのベンダーが参加しており、各社のシステムでサポートされる。また、Compaq、HP、富士通、NEC、Unisys、Wyseなどがこのガイドラインを検討している。
このガイドラインの作成により、Windows CEベースのWindows-based Terminal、NCをはじめほとんどのマネージドPCシステムのクライアントとしてIntelアーキテクチャーがサポートされる。
そしてリリースの中でIntel社副社長でビジネスプラットフォームグループのPatrick Gelsinger氏は、「Lean Clientとサーバーは、IntelのプラットフォームがPCの世界を越えて、ビジネスコンピューティングという広いの世界へ広がる好機となるだろう。」と述べている。
□米Intel社のホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/LC120397.HTM
□ニュースリリース(和文)
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press/leanclie.htm
('97/12/4)
[Reported by date@impress.co.jp]