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ルータで初めて疑似フレックスホン4機能にフル対応

古河電工、アクセスルータ「MUCHO」新製品。
アナログ機能を強化

'97/11/5 リリース公開

標準価格:
「MUCHO-TL」58,800円/「MUCHO-TL-DSU(DSU内蔵タイプ)」68,800円

連絡先:古河電気工業株式会社
    Tel. 営業本部電子機器営業部 03-3286-3116・関西支社電子機器営業部 06-346-4132

 古河電気工業株式会社は、アクセスルータ「MUCHO」シリーズ新製品として、アナログポートを搭載した「MUCHO-TL」および「MUCHO-TL-DSU(DSU内蔵タイプ)」の2機種を12月1日より販売開始する。標準価格は、「MUCHO-TL」が58,800円、「MUCHO-TL-DSU」が68,800円。

 「MUCHO-TL」はアナログポート2つ、10BASE-Tポート1つ(カスケード可能、ハブ/ターミネータ切替スイッチ装備)、ISDNインターフェイス1つ(DSU内蔵タイプではS/T点として使用)を装備している。基本機能はNATを拡張し、IP Masquerade同様の機能を持つNAT+対応(256セッションまで同時アクセス可能)、DHCP対応、データ圧縮機能、不要な発呼による接続を防ぐ「発呼契機フィルタ機能」、BOD、BACP対応など、最近の製品に搭載されている機能にはほぼ対応。ISDNのほか、各種専用線サービス(HSD、DA64、OCN、ODNほか)に対応している。

 今回の製品の主な強化ポイントとしては、アナログ機能の充実、PIAFSおよびαDATA通信への対応が挙げられる。アナログ機能では、フレックスホン、ボイスワープなどのISDN付加サービスにフル対応、また疑似フレックスホンもコールウェイティング、着信転送、通話中転送、三者通話(切替のみ)に対応した。疑似フレックスホン機能でこの4つに対応しているのは、現在この製品だけで、MN128-SOHO/DSUなど他社製品はほとんど疑似フレックスホンのみの対応となっている。またBACP対応により、2Bを使った128kbps通信中でもアナログの使用が可能。アナログの設定は、添付のアナログ設定ユーティリティのほか、電話機からも設定できる。また、単3アルカリ乾電池6本を内蔵可能で、停電時にも電話などが利用できる。

 PIAFS対応では、2Bを同時にPIAFS受信可能なため、2台のPHS端末から同時に外出先などから使用することができる。また、PHS端末は最大20台まで登録が可能で、PHS端末からのコールバックに対応している。コールバック方式は、Microsoft標準のCBCP(Call Back Control Protocol)を採用した。

 

□古河電工のホームページ
http://www.furukawa.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.furukawa.co.jp/what/muchotl.htm

('97/11/6)

[Reported by hiroe@impress.co.jp]


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