【イベント】

【COM JAPAN 1997】イベントレポート

●160MB Flash ATAカード

　松下電池工業、イノテック、富士電気化学（FDK）は、Type 2のサイズで160MBの容量をもつ大容量Flash ATAカードを展示。最新の大容量64Mbitメモリチップを採用したことで大容量化を実現し、いずれも現在サンプル出荷している段階という（イノテックとFDKの製品については、すでに一部販売店で発売中）。量産化の準備が整い次第量産出荷を開始する予定で、次世代の128Mbitメモリチップが登場する'98年中には、Type 2で320MBのFlash ATAカードを製品化する予定。

　イノテックでは、320MBの製品を「'98春に20万円半ばの価格で発売できるのではないか」とし、ほかにPCカードタイプのHDDについても、イギリスのCalluna Technology社からOEM供給を受け、'98春にType 2で130～200MBの製品を、Type 3で1GBの製品を発売する予定があるという。

□松下電池工業のホームページ
http://www.mbi.panasonic.co.jp/
□イノテックのホームページ
http://www.innotech.co.jp/
□富士電気化学のホームページ
http://www.fdk.co.jp/

●USB対応PCカードリーダー

　インターマートシステムズは、USBに対応したPCカードリーダーを展示した。コンパクトフラッシュ用1スロットを持ったPCD-CF30USBと、スマートメディア用1スロットを持ったPCD-SM30USBの2機種があり、製品化は'98 3月以降になる見込み。価格は2万円程度という。現段階で製品がすぐに出荷できないのは、やはり現状ではOS側の対応などサポートの問題があるためで、製品出荷する際には「PC98-NX対応」というかたちで出荷されることになるという。

□インターマートシステムズのホームページ
http://www.intermart.co.jp/

('97/11/4)

[Reported by fumitake@impress.co.jp]