標準価格:
Let's note mini 328,000円
Let's note ace 528,000円
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松下電器産業株式会社は30日、A5ファイルサイズ、重量1.0kgで800×600ドット表示の8.4インチTFTカラー液晶を搭載した「Let's note mini」と、A4スリムノート「Let's note ace」を発表した。「mini」が328,000円、「ace」が528,000円で、いずれも11月21日に販売開始する。
発表会で松下電器産業株式会社パナソニックコンピュータカンパニーの中野社長は、「これまで松下電器ではパソコンの分野では苦戦してきたが、自社で持っている小型軽量化技術などを活かし、当面モバイルに的を絞っていく」と今後の方針を語った。また、「Let's noteシリーズはユーザーが育てたヒット商品。ユーザーにより近い場所で企画・マーケティングを行なっていくため、秋葉原にパナソニックコンピュータカンパニーのオフィスを置いた。今後さらにユーザーの声を反映した製品作りを進めていきたい」と述べた。
●Let's note mini
A5ファイルサイズの携帯用ノート。重量1.0kgで8.4インチTFT液晶を搭載、800×600ドット(65,536色)表示に対応した。1kg以下で800×600ドット表示に対応したミニノート機はこれが初めて。また、サスペンドおよびハイバネーションに対応した。OSはWindows 95がプリインストールされている。
メインボードには、松下の携帯電話で使用されているALIVE(Any Layer Inner Via Hole)という独自技術の基板を採用。6層で0.8mm厚のこの基板を使うことにより、面積で35%小さくすることができたという。
主なスペックとしては、CPUはMMX Pentium 120MHzを搭載、RAMは標準16MB(最大80MB)、HDDは1.6GBを内蔵した。キーピッチは15mm(ただしこれまでのLet's noteシリーズ同様、端の方のキー幅は狭く、キーピッチ13mm)、ポインティングデバイスには光学式トラックボールを採用。バッテリ連続駆動は標準バッテリで約2.5時間、オプションの大容量バッテリで約8時間。
本体には、PCカードスロットType2×2(またはType3×1)とIrDA、ミニジャックの音声入力、出力ポート、I/Oボックス専用コネクターのインターフェイスを装備。シリアル、パラレル、外部ディスプレイ、外部マウス/キーボード、FDDコネクタの各インターフェイスは同梱のI/Oボックスで提供する。なお、外部FDDドライブも標準で付属している。
またLet's note miniでは、膝の上に乗せて使っても背面が熱くならないよう、放熱ファンの代わりに松下の独自技術による新素材、グラファイトシートを採用。グラファイトシートは銅の2倍の熱伝導性を持ち、これによって高い放熱性と、ファンがないことによる静粛性を実現したとしている。
●Let's note ace
A4ファイルサイズのスリムノートで、'97年7月に出荷された「Let's note ace」の後継機。CD-ROMを内蔵して重量2.08kg、厚み35mmを実現。CPUにはMMX Pentium 200MHzを採用、RAMはEDOで標準32MB(最大96MB)、2次キャッシュはPB-SRAM 256KB、HDDは2.1GB、14倍速CD-ROMドライブを内蔵している。12.1インチTFTカラー液晶を搭載、グラフィックチップはNeoMagic製NM2160を採用し、表示は800×600ドット(262,144色)まで対応。バッテリ駆動時間は約3時間。ポインティングデバイスは従来モデルで好評の光学式トラックボールを採用した。OSはWindows 95プリインストール。
□松下電器産業のホームページ
http://www.panasonic.co.jp/panasonic-j.html
□ニュースリリース
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn971030-1/jn971030-1.html
('97/10/30)
[Reported by hiroe@impress.co.jp]