【業界動向】

米SanDisk、'98年中に60MB容量のコンパクトフラッシュを製品化

'97/10/28(現地時間) 発表

 コンパクトフラッシュやフラッシュATAカードのメーカーとして知られる米SanDiskは、世界最大容量の80メガビットフラッシュメモリを採用した製品を'98年中に出荷する計画を明らかにした。

 この80Mbitフラッシュメモリは、'96年11月にSanDiskと松下電子工業が共同発表した「Double Density Flash」と呼ぶ倍密技術(もしくは多値技術)を利用した最新フラッシュメモリチップで、1bitのメモリセルに2bitの記録を可能にすることで、大容量化と低コスト化の両方を実現している。製造は松下電子工業のほかに、新たにフラッシュメモリ事業に「本格参入」した日本電気が行なう。

 SanDiskでは、80メガビットフラッシュメモリを採用することにより、コンパクトフラッシュでは60メガバイト、Type2のフラッシュATAカードでは200メガバイト、Type3では300メガバイトまで最大容量を引き上げることができるとしており、それぞれ'98年中に製品化する計画。

 日本電気もこれと同時にフラッシュメモリ事業への「本格参入」を発表、80メガビットフラッシュメモリを生産し、2000年には「フラッシュメモリの市場シェア10%、年間600億円の売り上げを目指す」としている。

□米SanDiskのホームページ
http://www.sandisk.com/
□日本電気のホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sandisk.com/pr/971028.htm
http://www.sandisk.com/pr/double.htm
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/9710/2801.html

('97/10/29)

[Reported by fumitake@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]


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