標準価格:ATermIT65 34,800円
ATermIT65DSU 47,800円
ATermIW60 59,800円(写真右)
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日本電気株式会社は20日、ターミナルアダプタのベストセラー、ATermシリーズの新製品3機種を発表した。価格は「ATermIT65」が34,800円、DSUを内蔵した「ATermIT65DSU」が47,800円、PHS親機機能を搭載した「ATermIW60」が59,800円。出荷時期はATermIT65/IT65DSUが10月下旬、ATermIW60が11月中旬の予定だ。
今回の新製品は、内線電話システムを構築できる機能(IT65/65DSU)や、PHS端末を子機として登録できる機能(IW60)などを搭載。INS64ネットに接続するだけだった従来のターミナルアダプタから一歩進んで、ISDN回線とTAによる家庭内ネットワークの構築を提案するモデルとなっている。
ATermIT65/65DSU
ATermIT65/65DSUでは、別売の高機能S点ユニット(PC-IT/UX1、7,000円。12月下旬予定)を利用することにより、バス接続された他のTA(他社製品も可)との間で通話やデータ通信が行なえる機能を業界で初めて搭載。これは、高機能S点ユニットに簡易交換機のような機能を持たせることにより実現している。この場合、それぞれのTAに接続した電話機での内線通話が可能なほか、TAに接続したパソコン同士での64kbpsの通信をサポート。
通信速度は同期128kbps/非同期57.6kbpsまで対応しているほか、32kbpsのPIAFS通信もサポートしている。アナログポートは3ポート、データポートとしては、USBポートとRS-232Cポートを持ち、DSU内蔵タイプもS/T点端子を装備している。
ATermIW60
ATermIW60は、PHS端末を6台まで子機として登録可能で、同時に2台までのPHS子機が利用できる。PIAFS対応により、PHSでの32kbpsデータ通信対応のPHS子機とデータカードなどを利用することにより、ワイヤレス32Kデータ通信が可能。また、複数のATermIW60を利用することにより、各部屋をワイヤレスで接続することもできる。これは、1台のAtermIW60をPHS対応のワイヤレスTAとし、他の1台をリモートステーションとして設定することで、IW60間のワイヤレス通信を実現するもの。この場合、データ通信ではNEC独自のデュアルリンククワイヤレス通信機能により、最大64kbpsの通信も可能となっている。
なお、子機として接続可能なPHS機種としては、NTTパーソナルおよびアステルの32kbpsデータ通信対応PHSを順次拡大予定だが、9月現在で接続確認済みの機器としてはパルディオ311Nがある。
通信速度は同期128kbps/非同期57.6kbpsまで、32kbpsのPIAFS通信対応。アナログポートは2ポート、データポートとしてRS-232Cポートを1つ装備している。
□ATermホームページ「ATerm Station」
http://www1.meshnet.or.jp/aterm/
□ATermIT65シリーズ製品情報
http://www1.meshnet.or.jp/aterm/product/it65/it65.htm
□ATermIW60製品情報
http://www1.meshnet.or.jp/aterm/product/iw60/iw60.htm
('97/10/20)
[Reported by hiroe@impress.co.jp]