松下電気産業株式会社が年末商戦向けに発売するパソコン周辺機器の展示会「'97 P3ペリフェラル・コレクション」のレポートをお届けします。
「ペリフェラル・コレクション」は、同社がパソコン業界関係者向けに行なっているプライベートショーで、一般には公開されない。展示内容も、一般市場向けやOEM向けのパソコン周辺機器が中心で、製品化が近いものが多い。
内蔵型の「LK-RW604BZ」と外付け型の「LK-RW604ZZ」の2モデルが展示されていた。ローディングはトレイ式で、インターフェイスはSCSI-2。ライティングソフトは「Easy-CD Pro 95/NT Ver2.1」、パケットライトソフトは「Direct CD Ver1.01」が同梱される。発売時期は、内蔵型が10月中、外付け型が11月中で、価格は未定。
省スペースな17型マルチスキャンディスプレイ「TX-D7S35-J」を参考出品。発売時期や価格などの詳細は未定。新ブラウン管の採用で、従来機種に比べて奥行きの少ない省スペースな本体サイズを実現した。
CD-ROM部8倍速の内蔵型PDドライブ。インターフェイスにATAPIを採用している。出荷開始は11月。主にOEM向けに販売されるが、「秋葉原などで組み込みサービスを行っている一部のショップでは販売される予定もある。」とした。また、店頭での販売に関しては「マザーボードとの相性問題やサポートの問題などがあり、難しい。」という。
モバイルデータ通信向けのマルチファンクションPCカード「モバイルマルチカード」を展示した。全モデルともデジタル携帯電話のデータ通信に対応。PHS、一般回線でのデータ通信機能を追加した3ファンクションモデルや、56kbpsモデム機能を追加したモデル、LAN機能を追加したモデルなどが参考出品されていた。
同時に、同社初となるPIAFS対応通信カードも出展していた。すべて参考出品のため、発売時期や価格などの詳細は未定。
コンパクトフラッシュカードとPCカードアダプタを展示。メディアの容量は、4、12、16、24、32MBの5種類だった。参考出品のため、発売時期や価格などは未定。「コンパクトフラッシュのOEM向けの製造は従来から行なっていたが、自社ブランドによる販売を行なう予定もある。」とした。