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電源を充電式のリチウムバッテリに変更
乾電池ケースやバッテリチャージャーなどのオプションも発売

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　富士写真フイルム株式会社は、従来機種「DS-20」を元に、光学3倍ズーム、オートフォーカスなどの改良を加えた35万画素CCD搭載のデジタルカメラ「クリップ・イットDS-30」を11月21日から発売する。標準価格は79,800円。

　「DS-30」はシリーズ最上位機種。3倍ズームレンズの採用に伴い、レンズの焦点距離は35mmカメラ換算で32mm～96mmとなった。撮影感度は「DS-20」のISO 150相当から、ISO 100相当に変更された。液晶は新たに2インチの低温ポリシリコンを搭載している。

　電源は従来の乾電池から、充電式のリチウムバッテリに変更されており、液晶使用時で連続50枚、液晶未使用時で連続150枚の撮影が行なえるという。充電時間は約7時間。付属のACアダプターを利用することで、本体に電池を内蔵したまま充電できる。

　また、4コマ～16コマの連写機能や、20cmまでのマクロ撮影でもストロボが利用できる「マクロストロボ」機能なども追加された。

　記録メディアは従来モデルと同じスマートメディアで、5Vと3.3Vの両方式に対応している。付属の2MBカードでは、標準モードで約30枚、ファインモードで約22枚の撮影が可能。取り込み画素数は両モードとも640×480ドット、記録方式はJPEG（Exif）となっている。

　オプションとして乾電池ケース（4,000円）や、2.5時間の急速充電が可能となるバッテリチャージャー（6,800円）なども発売される。

　席上、富士フイルムは「DS-30の発表で、35万画素クラスのラインナップ強化という'97年度の目標は達成した」とし、「'98年度は100万画素クラスの製品ラインナップ強化とともに、Exifとスマートメディアの普及拡大に努めたい」と語った。

□富士写真フイルム株式会社のホームページ
http://www.fujifilm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj285.html

□参考記事
【10/15】プロカメラマン山田久美夫の富士写真フイルム「DS-30」ベータ機サンプル画像
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/971015/ds30.htm

('97/10/15)

[Reported by seino@impress.co.jp]