米Motorola社は、消費者向けモデム部門の売却を検討中であることを明らかにした。現在、売却先の策定を行なっており、97年第4四半期中にも結論を出す模様。具体的な範囲は未定だが、「SURFR」シリーズのモデムとTAを含む消費者向けモデム部門について、製造設備を含む売却が検討されている。売却先が決定すれば、モデム事業のパイオニア的存在である同社が、消費者向け市場から撤退することになる。
なお、「消費者向けモデム部門の売却は、一つの販路を失うことにはなるが、モデム・ビジネスとは関係なくなるわけではない。今後もモデムの標準策定や開発などに積極的に参加していく。」とした。また、企業向けモデム部門やルータなどのネットワーク・アクセス・デバイスについては継続していくことも明らかにしている。
□米Motorola社のホームページ(英文)
http://www.mot.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.mot.com/MIMS/ISG/PressAnnouncements/100797.html
('97/10/9)
[Reported by shiina@impress.co.jp]