【エレクトロニクスショー'97 特別企画】

PC Watch記者がエレクトロニクスショー'97会場で
出会ったやじうまネタを一挙掲載

• あの「マリオ」の生みの親、宮本茂氏の講演会
  　エレクトロニクスショーの一環として国際会議場コンベンションホールで開催されているマルチメディア・フォーラムで、任天堂のゲーム開発を一手に引き受けているといってもいい、あのマリオシリーズの生みの親“宮本茂”氏と映画シナリオライターのマイケル・バケス氏の対談が行なわれた。
  　現在の3Dゲームが抱える問題点と、ゲームの方向性をテーマに話が進められたのだが、このほかにもいくつか興味深い発言が飛び出した。マイケル・バケス氏の「ゲーム専用機は汎用機（パソコン）に駆逐されるか？」との質問に宮本氏は「これまでの実績からそれはないと思う。ただし、ハードを捨ててソフトメーカーとして生きることも考えておかねばならない」と答えている。これはそのままゲーム業界不振を端的に言い表してるともいえるのでは？
  
  

• Pentium II用ヒートシンク
  　株式会社アルファが自社ブースにPentium II用ヒートシンクを新たに展示していた。
  
  

• 三菱の人工網膜チップが本当にゲームを変えるのか？
  　テレビコマーシャルでもしきりと流れている、三菱の「人工網膜チップ」とこれを利用したゲーム。このチップの前で人間が動くとその動きをカメラが鋭くキャッチし、ゲームのキャラクターに伝えるのである。その感度たるやかなり鋭く、人間がちょっと動いただけですぐに反応してしまう。
  　でもこれがなかなか面白そうで、来場者の反応もなかなか。部屋でひとりでやってたらさみしいけど、ゲームセンターに置いたらウケるかも。その時はまずセガから登場するでしょうね。なにせ今回のゲームがセガ・エンタープライゼスのスポーツゲーム「デカスリート」でしたから。
  
  

• 入場者数中間レポート
  

  	入場者数	（内 海外）
  10月6日	48,566	1,781
  7日	73,209	1,870
  8日	87,188	1,651
  合計	208,963	5,302

  
  

• 三菱eRAMのサンプル
  　三菱ブースは、大容量メモリとロジックの混載チップeRAMをブースの中心に据えていたが、その実用例としてミニノートの「AMiTYcn」が展示されていた。「3D BENCH」がデモに使われていてなつかしい。
  
  

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• DVカメラが17GBのテープドライブになる「DV ARCHIVE」
  　松下は、DVカメラを17GBのテープドライブとして利用できる「DV ARCHIVE」の参考出品を行なっていた。実演を見る限りでは、HDDなどと同じようにドライブとして認識されていた。「IEEE1394の規格内で実現できる技術のため、他社製のDVカメラでも利用できるはずだ。」とした。
  　また、カメラで撮影した映像データもAVIファイルとして直接操作できる。DVの映像データを再生するためのソフトコーデックも用意されるため、パソコン上でDVテープ内の動画を再生することも可能。このソフトコーデックは、マイクロソフトにライセンス供与される。
  
  

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• DVD-ROMドライブ搭載ノート
  　松下は、DVD-ROMドライブ搭載ノートも参考出品した。ノートしては初めてMPEG2再生機能も標準搭載しているため、DVD-Videoの再生もできる。液晶は13インチで最大解像度1,024×768ドット。筐体にマグネシウムキャビネットを採用していた。
  
  

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• DV端子搭載DVデッキ
  　松下は、DVデッキも参考出品していた。ビデオカメラ用の「ミニDVカセット」のほか、「DVカセット」も利用できるほか、ワイヤレスのコントローラを採用していた。
  　入出力端子として「DV端子」を搭載し、画質・音質の劣化がほとんどないデジタルダビングが可能。ただし、コピー防止機能に対応しているため、ソフトやデジタル放送によってはデジタルダビングに一定の制限が設けられている。
  
  

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• 電子メール機能のPHS
  　ビクターは、PHSのデータ通信規格α-DATA32対応で電子メール機能を内蔵したPHSを参考出品していた。展示されていたのはモックアップのみで、具体的な仕様などは未定。「来年の発売に向けて、開発中」とした。
  
  
  

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• パワーザウルスでテレビ会議
  　シャープは、パワーザウルスでPHSの32kbpsデータ通信を利用したテレビ会議を実現する参考出品を行なっていた。「現状ではパワーザウルス同士でないと難しい。将来的にはテレビ会議の標準規格H.323とホワイトボードの標準規格T.120に準拠し、対応端末同士であればテレビ会議ができるようにしたい。」とした。
  

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• 薄型液晶リアプロジェクションディスプレイ「Angels Soho」
  　三洋は、9月30日に発表した薄型液晶リアプロジェクションディスプレイ「Angels Soho」を展示していた。「CRTよりも省スペースで液晶よりも低価格という市場を狙っていく。今回発表したのは20インチだが、25インチ程度の製品も考えている。」とした。