【イベント】

パイオニアはDVD-Rと「高精細DVD」、
松下、マクセルはDVD-RAMを出展

DVD規格準拠の大容量ストレージを各社が出展

●パイオニアDVD-Rドライブと「高精細DVD」

DVD-R ・最終規格対応のDVD-Rドライブ・メディアを展示

 パイオニアは、容量が片面3.95GBの最終規格Ver1.0に対応したDVD-Rドライブ「DVR-S101」とディスク「DVS-V3950S」を展示していた。ドライブ・メディアとも10月中旬発売の予定。価格はオープンプライスだが実売価格はドライブ180万円前後、メディア6,000円前後になるという。

 ドライブはライト/リードとも1倍速。インターフェイスはSCSIで、4MBのバッファを搭載している。「現在のところ、DVD-Rの利用者は主にDVD関連のコンテンツ製作者であると考えている。一般市場向けの製品はまだ考えていない。」とした。

 また、実演ではライティングソフトにDVD-R対応した「GEAR DVD 1.0」のβ版が利用されていた。なお、ソフトはドライブに同梱されないので、別途購入する必要がある。「ソフトはElektroson社製のもの。アメリカでの実売価格は2,500ドル程度のようだ。日本もその程度の価格になるのではないか。」としている。


高精細DVD ・片面容量15GBの「高精細DVD」

 現在のDVDの約3倍にあたる片面15GBの容量を実現した「高精細DVD」の展示を行なっていた。ハイビジョンクラスの高精細な映像ソフトでも、約2時間の収録が可能という。参考出品のため、詳細は未定。

●松下、DVD-RAMドライブとメディアを展示

DVD-RAM  松下電器は、容量が片面2.6GBの最終規格Ver1.0に対応したDVD-RAMドライブとメディアを展示していた。DVD-RAMのほか、PDの記録・再生も可能。再生はDVD-ROM、CD-ROM、CD-R/RWに対応した。再生速度はDVD-ROMで2倍速、CD-ROMで20倍速相当。展示されていたのは外付け型で、インターフェイスはSCSIを採用していた。

●マクセル、DVD-R、DVD-RAMのメディアを展示

DVD-R/DVD-RAM  マクセルはDVD-R、DVD-RAMのメディアを展示していた。DVD-Rの「DVD-R39」は、11月発売。価格はオープンプライスだが、実売は7,000円前後が予想される。DVD-RAMは、最終規格Ver1.0準拠のもの。片面タイプで容量2.6GBの「DVD-RAM26」と両面タイプで容量5.2GBの「DVD-RAM52」が用意される。12月発売で価格はオープンプライス。実売価格は両面タイプで8,000円前後が予想される。なお、片面タイプはカートリッジから取り出して利用することもできる。

('97/10/7)

[Reported by shiina@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp