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液晶、CPUにPDA対応製品が目立つ

 今回のエレショーは、全体にパソコンがらみの出展が少なく、携帯情報機器(PDA)がらみの出展が目につく。一番の注目はシャープの反射型液晶だが、それ以外のPDAがらみの出品物をチェックした。

□PDA用液晶パネル


●松下 反射型STN液晶
 7.8インチ、640×480ドット、カラーSTN液晶。STNゆえ表示色は4,096色にとどまるが、消費電力は92mWと小さい。着脱式のフロントライト(液晶前面から照らす)が用意される。ノートPCが主用途。
●カシオ 反射型TFT液晶
 6.5インチ、640×240ドット、カラーTFTバックライト付きの半透過型としても使用可能。コントラストは15対1。フルカラー表示、動画表示可能。
●エプソン D-TFD液晶
 エプソンオリジナルのMIM液晶を高精細化したD-TFD(Digital Thin Film Diode)液晶のバリエーションとして反射型のカラー液晶が展示されていた。サイズは6.5インチ、解像度は640×240ドット。コントロールボードも装備しており、モバイル通信機器、携帯情報端末などを用途に想定している。
●京セラ 640×240カラーTFT液晶
 4月の「EDEX'97」で参考出品されていた6.5インチカラーTFT液晶が製品として出品されていた。通常のバックライト型だが省電力設計となっている。主用途は携帯情報端末。

□Windows CE対応CPU

●日立 SH-4
 現在Windows CEに搭載されているSH-3の次世代CPU。スーパースカラ構成となり性能はSH-3の3倍以上の300MIPSに達する。年内に出荷の予定。写真はWindows CE 2.0の開発用ベースシステム。
●NEC Vr4100
 Windows CEマシンに必要な周辺機器をチップを集積している。
 これ以外にも富士通、エプソンのブースでWindows CE 2.0より対応するPowerPCベースの組み込み用CPUが展示されている。

('97/10/6)


[Reported by date@impress.co.jp]


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