【イベント】

太陽誘電は次世代DVD-Rメディアを展示

ソニー、DVD+RWドライブを参考出品

●ソニー株式会社

Phase-Change ReWritable  片面3GBの容量をもつ書き換え可能メディアの新規格「Phase-Change ReWritable」に対応した「DVD+RW」ドライブとディスクを参考出品していた。展示されていたドライブは外付け型。メディア保護のため、ローディングにキャディ式を採用した。今後の予定については、「価格などの詳細は未定だが、来春の発売を予定している」とした。

 規格は9月3日の発表通り。「DVD+RW」ドライブは、新規格「Phase-Change ReWritable」対応ディスクの読み書きと、従来のDVD-ROMディスクの読み込みに対応している。なお、「Phase-Change ReWritable」規格ディスクは現行のDVD-ROMドライブでは読み込めない。


DVD+RWドライブ  同時に、DVD-Video、DVD-ROM、CD-DA、CD-ROM、CD-R、CD-RWの読み込みに対応した小型ピックアップ「KHS-190A」も展示していた。厚さ6.7mm、重量13gと小型でノートパソコンにも利用できる。サンプル価格50,000円で、10月よりサンプル出荷を開始する。また、DVDのエラー訂正、CD-ROMの信号処理、ATAPIインターフェイスをワンチップ化したDVDデータデコーダ「CXD1861R」をはじめとするDVD用LSIなども展示していた。


●太陽誘電株式会社

 DVD-ROMと同じ片面4.7GBの容量をもつ次世代DVD-Rディスクを参考出品した。現段階では標準規格が決定していないため、発売時期などの詳細は未定。

 DVD-Rは、9月26日に片面3.95GBの容量を持つ「規格バージョン1.0」が決定したばかり。次世代DVD-Rの標準規格は策定が開始された段階だが、同社は「市場動向にもよるが、今のところ規格バージョン1.0準拠のDVD-R、DVD-RAMディスクを発売する予定はない。DVD-Rの利用目的は、主にDVD-ROM、DVD-Videoのオーサリングやプレマスタ制作であり、それらと同容量の片面4.7GBを実現した次世代DVD-Rの標準規格の決定を待っている。」とした。



('97/10/6)

[Reported by shiina@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp