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端末はソニーが発売
インターネットTVとは一線を画す、シャープな文字表示

WebTV日本上陸、12月にサービス開始

10月2日 発表会開催

連絡先:WebTVファックスサービス
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 ウェブ・ティービー・ネットワークス株式会社は、12月1日から日本国内でのWebTVサービスを開始する。同社は米WebTV Networks社の日本法人。WebTVは、TVと電話回線を接続してインターネットアクセスを提供するサービスで、オリジナル仕様の端末を使用する。

 料金は月額2,000円で15時間までの料金が含まれ、15時間以上使用した場合は5円/分で別途計上。1つのアカウントに対して6つのメールアドレスが与えられる。ダイヤルアップのアクセス口は、WebTVと提携しているプロバイダーのものを使用し、400カ所以上を確保するとしている。

 WebTVの専用端末は、167MHzのMIPSアーキテクチャCPU、8MB SDRAM、1.1GB HDD、K56flex対応モデム、音声/ビデオ入力端子、認証用のICカードスロットなどを備え、米国で今秋発売の次世代の端末仕様も一部取り込んでいる。注目されるのは内蔵されているSoloという専用チップで、フリッカーの除去、アンチエイリアス、画像データのリアルタイム圧縮などの機能が集約されている。

 また、内蔵のブラウザもHTML 3.2、フレーム、SSL、JavaScript、Macromedia Flash、RealAudioなど、現状のインターネットコンテンツを視聴するのに必要な機能を十分に備えている。また、メールソフトも指定時間にアクセスを行なう指定ができるうえ、メールが到着すると端末のメール着信ランプが点灯するなど、細かな配慮がされている。また、キャッチホンに対応しており、ブラウズ中に電話がかかると画面はそのままで電話が鳴り、会話が終わるとそのままブラウズが再開できる。ソフトウェアのバージョンアップもネットワーク経由で行なわれる。

 端末はソニーから11月20日に45,000円で発売される。ただし当初モデムは33.6kbps対応。操作はリモコンで行なう。ソフトウェアによる仮想キーボード機能もあるが、ワイヤレスキーボードもオプション(11,000円)で用意されている。


 会場では、デモンストレーションも行なわれたが、TVと電話回線という限られた資源にしては、表示速度、品質とも高かった。とくに、文字の表示は従来のインターネットTVとは一線を画すもので、きちんと読める状態で表示されていた。ヘビーにインターネットを使うユーザーには向かないが、機械には興味がないが簡単にインターネットを使ってみたいという層には大変向いたシステムだ。

 ウェブ・ティービー・ネットワークスでは、'98年12月までに15万人、2000年には100万人の加入を目指すとしている。


□ウェブ・ティービー・ネットワークス株式会社のホームページ
http://www.webtv.co.jp/
□専用端末 ソニー「INT-WJ200」のニュースリリース
http://www.sony.co.jp/CorporateCruise/News/9710/97-090.html

('97/10/2)

[Reported by date@impress.co.jp]


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