26日、Macintoshユーザー待望のMac OS8がついに発売となった。
秋葉原ではMacintoshを得意とするショップが26日0時からの販売を実施し、深夜であるにもかかわらず、MacOS 8を心待ちにしていたMacユーザー達が列をなして製品を買い求めた。
深夜0時からの販売を実施したのは、T-ZONEアップル館、ソフマップ2号店、ナカウラ・あんこうパソコンタワー、イケショップ、AmuletCOMの計5店。各店、Mac OS8の発売を楽しみにしていたMacユーザー達で販売開始直前から行列ができ、特に事前に予告していた大型店のT-ZONEアップル館、ソフマップ2号店では1時間前で100人を超す列ができ、行列の整理を行う店員や、「最後尾」のプラカードを持つ店員も現れた。
T-ZONEアップル館前では0時10秒前からカウントダウンが実施され、0時を迎えると同時にクラッカーが鳴らされた。列先頭付近のMacユーザー達からは歓声、そして「MacOS8バンザーイ」の掛け声で万歳三唱まで起き、そしてMacOS8の販売がスタート。取材にきていたテレビ局のクルーが一番目の購入者にインタビューを行うなど、周囲はすっかりお祭り気分となった。アップルコンピュータの原田社長も秋葉原を訪れ、各店の「お祭り」の状況を見物。原田社長は自ら周囲のMacユーザー達に声をかけ、「熱烈歓迎Mac OS8 / 我は、混沌の世に光明を見た / 打倒!Windows 98」と書かれたプラカードを持つ男性ともしばし懇談、記念写真まで撮るというサービスぶり。
各店はこのあとも列がとぎれるまで営業を続け、深夜のお祭り騒ぎは無事終了。'95年11月に行われたWindows 95の深夜発売の状況と比べれば、明らかに規模も小さく人数も少ない「深夜のイベント」だったが、購入者が一様に見せる満足げな表情に、Macユーザー達のMac OS8への期待度、愛着度の深さがうかがえた。
('97/9/26)
[Reported by fumitake@impress.co.jp]