土曜日（13日）の段階で社内の連絡や、店頭での問い合せなどがあって知っていた。内容的にはとても信用できるものではなく、むしろ我々はこれでルピーが使われるにしろ、集客効果があるのではないかと売り上げ増を期待した。実際には、週末の売上額もルピーの利用数も今までの集計とあまり変わらず、ほとんど影響はなかった。もともとインターネットを中心に数日間のみ集中して流されため、一部のコアなユーザー層のみの伝達で止まったのではないか。我々がホームページなどでこの件に関して反論など告知していないのは、そうすることでさらに広く伝わる可能性があるから。それでは犯人の思惑どおりになってしまう。

　いや、犯人探しは今でも続けている。しかし、匿名性の強いインターネット上の出来事のため、特定することが非常に難しい。もし犯人が特定できた場合には、刑事および民事訴訟で訴えることも考えている。

　まず、白紙撤回になったのは業務提携の条件が両社で折り合わなかったのが理由。持ちかけられている業務提携話はほかにもいろいろあるが、今回の提携合意の発表は光通信側から一方的に発表されてしまったもの。資金不足などを心配する声もあるが、もともと30億の増資分は銀行預金に回す予定にしていたもので、緊急に必要だったわけではない。最近特に力を入れている中古販売の実績を見れば、納得してもらえるはず。中古販売は買い取りシステムに多量の現金のストックが必要とされるが、きちんとシステムは回っている。銀行側も一連の経緯を全て知っているので、何も心配はしていない。

　店長だけの会議というのはそもそも存在しないし、そうしたアナウンスは社内で公式にはしていない。しかし、社内にもいろんな人間がおり、叱咤激励のつもりで誰かがそうと受け取れるような発言をしていたことはあるかもしれない。

　借入金の大きさを言われるが、もともとこうした販売業では商品を仕入れるためや、店舗展開などでお金を借りるのは当たり前のことで、ソフマップもここまで大きくなれば額も大きくなる。経営計画に関しても、今の全体的なパソコン販売の落ち込みをすでに織り込み済みで、店舗の整理も行っている。地方に展開した大型店のギガストアについても今度の広島出店を一区切りにし、これからは中古販売、インターネット通販（バーチャルストア）、法人営業にも力を入れていく。また、お客様からの要望を聞いたうえでサービスの改善をはかっていきたい。