【本体】

2、3年以内に、日本市場で10~15%のシェア獲得を目指す
'98年第一四半期にはハイエンドモデルの発売も予定

デル、国内サーバー市場に参入、Pentium II搭載の2機種を販売開始

'97/9/18 発表

価格
エントリーモデル「PowerEdge 2200」:305,900円~
ミッドレンジモデル「PowerEdge 4200」:543,900円~

連絡先:デルコンピュータ株式会社 法人営業部
Tel.044-556-6177



 デルコンピュータ株式会社は18日、国内のサーバー市場に参入し、「PowerEdge(パワーエッジ)」シリーズ2機種の販売を開始した。

 参入に際して行なわれた発表会では、米Dell Computer社の会長兼最高経営責任者のマイケル・デル氏も出席した。同氏は「IDCの調査によれば、当社は世界のサーバー市場で6.8%のシェアを持ち、世界第4位のメーカーとなっている。出荷台数でも、'97年第2四半期には前年比62%増となり、市場全体の16%という数値を大きく上回った」とアピールした。

 また、日本市場への参入については「サポートの整備や、製品の製造体制が整ったと判断し、製品の投入を決定した」としており、「2、3年以内に、日本市場では10~15%のシェアを獲得したい」と語った。

 なお、デルが今回発表した製品は、エントリーモデル「PowerEdge 2200」(305,900円~)と、ミッドレンジの「PowerEdge 4200」(543,900円~)。'98年第一四半期には、ハイエンドモデル「PowerEdge 6100」の発売も予定している。

 オプションとして、ディスクアレイコントローラや外部ストレージユニット、内蔵用DATドライブなども発売される。

●エントリーモデル「PowerEdge 2200」

 小規模ワークグループ用モデル。CPUはPentium II 233~266MHzで、Ultra Wide SCSIコントローラをオンボードで搭載。5インチドライブベイにHDDなどを3台まで内蔵できる。

【構成価格例】

  • CPU:Pentium II 233MHz(標準1、最大2個まで搭載可能)
  • RAM(最大):32(512)MB ECC EDO
  • HDD:2GB(Ultra Wide SCSI)
  • CD-ROM:最大24倍速(SCSI)
  • ネットワーク:Intel EtherExpress Pro 10/100PCI
  • 内蔵ドライブベイ:5インチ×3
  • OS:Windows NT Server 4.0
  • 販売価格:414,900円



【PowerEdge 2200(左)】
【PowerEdge 4200(右)】

●ミッドレンジモデル「PowerEdge 4200」

 部門サーバー、アプリケーションサーバー用のモデルで、より拡張性と安定性を意識した仕様となっている。CPUはPentium II 266~300MHzで、Ultra Wide SCSIコントローラをオンボードで搭載。5インチドライブベイにHDDなどを6台まで内蔵できる。ドライブベイはカートリッジ方式で、ホットプラグにも対応している。

 また、遠隔地からシャットダウンやリブートなどの操作が行なえるリモートアシスタント機能に標準で対応。内部に冷却ファンを3基搭載し、ホットスワップ対応の2重化電源構成も可能となっている。

【構成価格例】

□デルコンピュータ株式会社のホームページ
http://www.dell.com/jp/
□ニュースリリース
http://www.dell.com/jp/dell/news/970918a.htm
□「PowerEdge 2200」製品紹介
http://www.dell.com/jp/products/powredge/2200/index.htm
□「PowerEdge 4200」製品紹介
http://www.dell.com/jp/products/powredge/4200/index.htm

('97/9/18)


[Reported by seino@impress.co.jp]


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