米国の長距離電話会社WorldCom社は、パソコン通信サービスの米CompuServe社の親会社米H&R Block社から、CompuServe株の80%を12億ドルで買収することで合意した。
WorldComは株式買収後、コンテンツ部門のCompuServe Intractive Service(CIS)を、パソコン通信最大手のAOL社へ転売する。
また、WorldComはAOLのネットワーク関連子会社ANSを1億7,500万ドルで買収し、代わりにAOLはWorldComを最大のプロバイダとする5年間の契約を結びサービスを受ける。短期的にはWorldComの傘下にあるUUNETから最大10万のモデム回線の提供も約束されている。
つまりコンテンツはAOLの元へ、ネットワーク資産はWorldComの元へと統合されることになる。AOLの900万の会員とCompuServeの260万の会員が統合され、1千万人を越える巨大な会員数となる。AOLはWorld Comと戦略関係を結び、将来的な高速ネットワークについても共同で作業する。これに伴い、AOL社長兼CEOのスティーブ・ケースはWorldComの取締役会に加わる。
AOLからみれば、回線部門を手放す代わりにCompuServeのコンテンツと会員、当座の資金が入手できる。WorldComは、ANSとCompuServeのネットワーク部門(CNS)を手に入れることで、ビジネス向けのデータ通信事業へ大きく踏み出すことができる。
なお、この買収については米連邦取引委員会などに申請され、独占禁止法に抵触するおそれがないか審査される予定。
□米AOL社のホームページ
http://www.aol.com/
□ニュースリリース
http://www.aol.com/corp/news/press/more/970908.html
□米WorldCom社のホームページ
http://intl.wcom.com/
□ニュースリリース
http://intl.wcom.com/press/current.html
□米CompuServe社のホームページ
http://www.compuserve.com/
□ニュースリリース
http://world.compuserve.com/news/19970905.asp
□米H&R Block社のホームページ
http://www.handrblock.com/
□ニュースリリース
http://www.handrblock.com/press_releases/worldcom.html
('97/9/9)
[Reported by date@impress.co.jp]