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新キャッシュ技術も採用し、パフォーマンスを向上

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　アップルコンピュータ株式会社は7日、Power Macintoshシリーズの新機種「Power Macintosh 9600/350」「Power Macintosh 9600/300」「Power Macintosh 8600/250」の3機種6モデルを発表した。価格はいずれもオープンプライス。3機種それぞれにZipドライブ装備の有無で2モデルが設定されている。出荷はZipドライブの無いモデルが9月上旬より、Zipドライブ搭載モデルは10月より順次販売開始する。

　CPUはいずれも0.25ミクロンプロセスのPowerPC 604eを搭載しており、動作クロック周波数は250～350MHzと、パソコンに搭載されるCPUでは初めて300MHzを超えた。また、2次キャッシュをドーターボード上に置き、CPUと2次キャッシュの間をシステムバスの2倍（100MHz）で動作する「キャッシュバス」で結ぶことによって、パフォー マンスを向上させる「AppleInlineキャッシュ」を採用している。3機種すべてで、24倍速CD-ROMドライブ、4GB HDDを採用、Ethernetにも標準対応している。
今回発表された製品はいずれも、高性能化にポイントが置かれたハイエンド機種に位置づけられる。米国での価格は3,300ドル～5,400ドルと発表されており、価格的にもハイエンド向けと言えるだろう。

　9600シリーズ2機種は8MBのVRAMを搭載したグラフィックアクセラレータカードを標準搭載しており、1,600×1,200ドットでのフルカラー表示に対応。一方、8600/250は、24ビットフルカラーのビデオ入出力機能を装備している。
　なお搭載OSは、Mac OS 8ではなく、専用のMac OS 7.6.1がプリインストールされる。

【主な仕様】

	9600/350	9600/300	8600/250
CPU	PowerPC 604e 350MHz	PowerPC 604e 300MHz	PowerPC 604e 250MHz
2次キャッシュ	1MB
メモリ(最大)	64MB(768MB)		32MB(512MB)
DIMMスロット	12基		8基
HDD	4GB
CD-ROM	24倍速
PCIスロット	6基(うち使用中1)		3基
VRAM(最大)	8MB		4MB

□アップルコンピュータ株式会社のホームページ
http://www.apple.co.jp/
□ニュースリリース
http://news.apple.co.jp/product/970807newpm.html

('97/8/7)

[Reported by hiroe@impress.co.jp]