【業界動向】


日本電子工業振興協会がレポート

4~6月期のパソコン出荷低調


 日本電子工業振興協会が、6日発表した'97年4~6月期の国内のパソコン出荷台数は170万9千台で前年同期比で4%増で、1~3月期の22%増に対し低い伸びにとどまった。

 消費税率引き上げの影響で個人向けの販売が不振だったことや、夏のボーナス商戦で目玉となるような新しい商品がなかったことが響いた。パソコンの高機能化が進んで単価が上昇していることも、個人需要の低迷につながったとみられる。

 JEIDAでは、'97年度の国内のパソコン出荷台数を前年度比22%増の880万台とする予想を5月にだしているが、「企業向けは引き続き高い伸びが見込まれることや、個人向けに各社が今後新商品をだすことから、現時点では予想を下方修正する考えはない。」としている。

 出荷台数のうち、デスクトップ型が前年同期比11%減の102万5千台だったのに対し、ノート型は42%増の68万4千台と大幅に伸びた。

□社団法人 日本電子工業振興協会のホームページ
http://www.jeida.or.jp/

('97/8/6)

[Reported by date@impress.co.jp]


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