米McAfee社は、トレンドマイクロ株式会社がMcAfee社に対して起こした特許侵害訴訟は事実無根であり、営業上の名誉毀損にあたるとし、営業妨害で逆提訴したと発表した。
トレンドマイクロ株式会社は今年の5月に、ウイルス検索技術に関して米McAfee社と米Symantec社が特許侵害したとして、損害賠償と各製品の製造、販売、使用、サポート活動の停止などを要求していた。
今回の件に関して、McAfee社のネットワーク・セキュリティ部門ゼネラルマネージャー、ピーター・ワトキンス氏はリリースの中で「トレンドはそれほど重要でない競争相手であるが、顧客やパートナーを脅迫する不法なマーケット活動を取り続けることは止めさせなければならない。これから法廷でトレンドマイクロの特許の無効性を求めていく」と述べている。
現在アメリカでは、プログラムコードの特許に関した訴訟が数多く行なわれており、7月には、Symantec社がプログラムコード盗用に関する訴訟でMcAfee社に勝訴している。
□米McAfeeのホームページ(英文)
(8月5日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.mcafee.com/
□マカフィー株式会社のホームページ(和文)
(8月5日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.mcafee.com/japanese/index.html
□トレンドマイクロ株式会社のホームページ(和文)
(8月5日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.trendmicro.co.jp/
【関連記事】
トレンドマイクロ、McAfeeとSymantecをウイルス検索技術の特許侵害で提訴
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/970519/tmicro.htm
('97/8/5)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]