【業界動向】

情報入手阻止は独禁法違反、DECが反論文書


米Intel社がDigital Equipment(DEC)を相手取り機密文書の返還を求めた訴訟で、DECは24日までに「(パソコン向け主要部品で圧倒的な市場占有率を持つ米Intel社が)製品開発にかかわる情報などの入手を阻止するのは独占禁止法違反」と主張する文書をカリフォルニア州サンノゼ連邦地裁に提出した。

 DECは5月に、米Intel社がDECの特許権を侵害したとして損害賠償などを求めて提訴。これに対し米Intel社は、DECに渡した機密情報の返還を求めたが、DEC側が拒否したため提訴していた。

 DECは24日までに、米Intel社から提供を受けていた次世代CPUに関する機密文書を返還する手続きを終えたとしているが、米Intel社によると、DECは未発表の製品に関する機密情報や書類をまだ所持しているという。

□参考記事
【5/29】IntelがDECを提訴、機密情報の返還を求める
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/970529/intel.htm
【5/14】DEC、CPU関連の特許侵害でIntelを提訴
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/970514/dec.htm

('97/7/25)

[Reported by date@impss.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp