会場では、ノートパソコンに接続してデモンストレーションが行なわれている。外観は、ゴム製の薄いキートップという趣で、ゴムの上に指を置き、軽くカーソルを移動した方向へ押すようにして操作する。
ゴムの裏についている金属板のずれを光センサーで関知しており、ゴムとセンサーは無接触で、メインテナンスフリーとしている。ゴム素材ということで耐久性にやや不安を感じるが、電源投入時のセンサー位置が初期値として記録されるため、ゴムの変形による位置のずれは自動修正される。ゴム自身の劣化は、スペック上は5万回以上に耐えるとしている。
現状ではセンサーの問題かパソコン側のドライバの問題か、大きく動かす時のコントロールが難しい。デモでは人差し指で操作するように設置されているが、親指で操作するほうが特性的に合っているという。PC以外のPDAやデジタルカメラなどでも採用を目指したいとしている。
インターオプト'97は、光産業(オプトエレクトロニクス)をテーマとした展示会で、研究開発などの専門家を対象としており、PC関係の展示はきわめて少ない。
('97/7/15)
[Reported by date@impress.co.jp]