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PDAやデジタルカメラなどへの採用も目指す

シャープ、新型の光ポインティングデバイスを
インターオプト'97に参考出品

インターナショナルオプトエレクトロニクスショー'97

会期:'97年7月15日~18日

会場:幕張メッセ(千葉)


 株式会社シャープは、千葉の幕張メッセで行なわれている「インターオプト'97」で、光センサーを利用した小型のポインティングデバイスを参考出品した。

 会場では、ノートパソコンに接続してデモンストレーションが行なわれている。外観は、ゴム製の薄いキートップという趣で、ゴムの上に指を置き、軽くカーソルを移動した方向へ押すようにして操作する。

 ゴムの裏についている金属板のずれを光センサーで関知しており、ゴムとセンサーは無接触で、メインテナンスフリーとしている。ゴム素材ということで耐久性にやや不安を感じるが、電源投入時のセンサー位置が初期値として記録されるため、ゴムの変形による位置のずれは自動修正される。ゴム自身の劣化は、スペック上は5万回以上に耐えるとしている。

 現状ではセンサーの問題かパソコン側のドライバの問題か、大きく動かす時のコントロールが難しい。デモでは人差し指で操作するように設置されているが、親指で操作するほうが特性的に合っているという。PC以外のPDAやデジタルカメラなどでも採用を目指したいとしている。


 インターオプト'97は、光産業(オプトエレクトロニクス)をテーマとした展示会で、研究開発などの専門家を対象としており、PC関係の展示はきわめて少ない。

□財団法人 光産業技術振興協会
http://www.itjitnet.or.jp/~oitda/index-j.html
□インターオプト'97のホームページ
http://www.itjitnet.or.jp/~oitda/io97home-j.html

('97/7/15)


[Reported by date@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp