【業界動向】

DVD-ROMとの互換性がある相変化型ディスク
将来的には容量両面30~60GBを実用化

NEC、新光ディスク「MMVF」の普及推進を目指す新部署を設立

'97/7/1 設立


 日本電気株式会社は、次世代大容量光ストレージ「MMVF」の普及を目指した新組織「光ストレージ事業推進本部」を設立した。社内外に分散して設置されていたMO、PD、CD-ROMなどの光ディスク関連事業部を統合したもので、「MMVF」のデファクトスタンダード化を目指した新体制という。総事業規模は、西暦2001年に1,000億円を予定している。

 「MMVF」はMulti Media Video Fileの略称で、'96年7月に発表した自社開発の光ストレージ。記録・再生可能なCDと同径の相変化型光ディスクで、DVD-RAMの2倍にあたる容量両面10.4GBを実現した。DVD-ROMとの互換性があり、パソコン向けの光ストレージとしての利用のほか、デジタルビデオレコーダなどへの応用もできるという。また、将来的には容量両面30~60GBの実用化を目指すとしている。



□日本電気株式会社のホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/9707/0102.html

('97/7/2)

[Reported by shiina@impress.co.jp]


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