マイクロソフト株式会社は、本日行なわれた「Total Cost of Ownership Summit(以下TCO)」において、NetPCおよび、企業情報システムにおける管理コスト削減に関する戦略を発表した。
この構想は、これまでのPCの持つ資産を活用しながらも、従来のPCが持つ柔軟性や拡張性をクライアントが管理するのではなく、システム側で一括して管理することで管理コストや、ユーザー教育コストなどを低減するシステム作りである。
TCOでは、Bill Gates Microsoft会長兼CEOの講演から始まり、NetPCの生まれた背景、そしてNCに対する優位性を語った。その後、パートナーシップ各社挨拶として、NTTの宮津純一郎社長、ソフトバンクの孫正義社長、インテルの西岡郁夫会長がそれぞれマイクロソフトのNetPC戦略に対する期待を表明。会場ではNEC、東芝、富士通、日立、三菱、IBM、コンパック、デル、のNetPCが展示され、さらに現在、上記メーカーを含む日本国内のハードウェアメーカー28社がZero Administration Windows構想を支持する表明を行なっている、と明らかにされた。
また、同社はWindows NT Workstation 4.0日本語版上で動作するTCO削減支援ツール「Zero Administration Kit for Windows NT Workstation Version 4.0」を7月下旬より同社Webサイトで無償で提供すると発表した。
□マイクロソフト株式会社のホームページ
http://www.microsoft.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.microsoft.co.jp/info/releases/0619tco.htm
□Zero Administration Kit for Windows NT Workstation Version 4.0
ダウンロードアドレス
http://www.microsoft.co.jp/products/tco/
('97/6/19)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]