米DEC社は9日、企業向けパソコンのラインナップを強化し、AMD社製Pentium互換CPU「K6」を搭載したモデルを発売した。
K6モデルが発売されるのは、企業向け普及モデル「Venturis FX-2」シリーズ。Venturis FX-2シリーズは、ユーザー別仕様により販売されるモデルだが、従来のMMX対応Pentiumなどに加え、新たにK6の166MHzから233MHzが選択可能になった。米国の市場価格は1,250ドルから。また、国内での発売は日本DECが検討中だが、時期や価格など詳細は未定。
DEC社では今回のK6モデル発売に関して、「K6のコストパフォーマンスが良い点を評価して採用した。ただし、あくまでもラインナップの一部としての採用で、従来のINTEL製CPU搭載モデルが主力であることはかわりない」としている。
また、DEC社は5月より、CPUの特許に関してINTEL社と係争中だが、日本DECによると「既に数ヶ月以上前から評価を開始しており、提訴と特に関係はない」という。
□米DEC社のホームページ
http://www.dec.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.windows.digital.com/news/archives/news75.asp
□製品情報(英文)
http://www.windows.digital.com/products/desktop/venturis_fx2_abstract.asp
□AMD社のホームページ
http://www.amd.com/
□AMDのニュースリリース(英文)
http://www.amd.com/news/prodpr/9740.html
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【5/15】米intel、徹底抗戦のかまえ
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/970515/intel%2ehtm
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http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/970514/dec%2ehtm
('97/6/11)
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]