標準価格:QuarkXPress用エクステンション「ImageLens XT-J」29,800円
画像編集ソフト「Live Picture 2.6日本語版」 114,000円
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株式会社恒陽社は、FlashPix対応QuarkXPress用エクステンション「ImageLens(イメージレンズ)XT-J」を7月初旬から発売する。標準価格は29,800円。
FlashPixフォーマットはもともとはLive Picture社の画像編集ソフト「Live Picture」の独自画像フォーマットでMacintosh専用。後述する標準制定の動きにより、現在のMacintosh専用のフォーマットはIVUE/FlashPixと呼ばれる。
「ImageLens XT-J」エクステンションは、IVUE/FlashPixフォーマットに対応、これまでQuarkに割り付けたEPS画像などが400%までしかプレビューで拡大できなかったところを、FlashPix採用により1200%まで拡大表示可能にし、また割り付けたプレビューイメージもEPSなどよりはるかに高品質な画像となっているのが特長。これにより、画像とQuarkのドロー機能を組み合わせてレイアウトする場合、細かく正確な編集作業が可能になるという。また、製版時にはQuarkXPressファイル中の画像をRGBからCMYKに変換しておく必要があるが、「ImageLens XT-J」ではこれを一括して行なえる。扱える画像は、TIFF、Photo CD、Scitex CT、EPS/DCS、Photoshopで、これらのファイルをIVUE/FlashPixファイルに変換する。
また恒陽社は、8月上旬にLive Picture社の画像編集ソフト「Live Picture 2.6 日本語版」を114,000円で発売する。新しくFlashPixファイル形式やTWAIN、ColorSync2.0に対応したほか、アドビのIllustratorとPhotoshopとの間でパスのコピー&ペースト、Photoshopのフィルタがサポートされた。
なお、恒陽社によると、現在はMacintosh専用のFlashPixフォーマットだが、すでにLive Picture、Hewlett Packerd、Microsoft、Kodakの4社合同でコンソーシアムを設け、今後Windows、UNIXなどMacintosh以外のプラットフォームで利用できるよう、標準制定に向けて作業が始まっているという。Kodak社はLive Pictureとの契約によ り、Flash Pixフォーマットにいくつか独自の拡張を施すなどして、デジタルカメラのフォーマットとして採用してもいる。画像情報をピクセルに依存せず、数値演算で管理するFlashPixフォーマットは、高速な高品質画像の処理が可能なため、新世代の画像フォーマットとして注目されている。
□株式会社恒陽社ホームページ
(5月28日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.koyosha.co.jp/
□Live Picture社のホームページ
http://www.livepicture.com/
('97/5/28)
[Reported by hiroe@impress.co.jp]