富士写真フイルム株式会社は、同社のデジタルスチルカメラ用ファイルフォーマット「Exif(エグジフ)」を、米Eastman Kodak社が提唱する「FlashPix(フラッシュピックス)」に変換するための新しいファイルフォーマット「Exif Version2」(仮称)をJEIDAに提案する。
ExifはJPEG圧縮に対応したフォーマットで、富士フイルムのほか、ニコン、ミノルタなど数社が既に採用していた。今回発表された「Exif Version2」(仮称)は、Eastman Kodakと共同で提案される新規格で、「FlashPixへ、高速で画質、色情報、付帯情報などの欠落なく、容易に変換できる」としている。また、撮影時の音声や撮影関連情報の記録なども含まれるという。
FlashPixは現在、Microsoft、IBM、Intel、キヤノンを始めとして、有力メーカー多数が支持を表明しており、米国では「Microsoft Picture it!」など、対応ソフトも既に出荷が開始されている。今回、富士フイルムが新規格を発表したことで、FlashPixの世界標準化はほぼ確実となった。
新規格は、28日にJEIDA(日本電子工業振興協会)に提案され、「今年中に正式に規格化されるよう働きかけていく」(富士フイルム)という。
□富士写真フイルム株式会社のホームページ
http://www.fujifilm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/news_r/nrj203.html
□米Eastman Kodak社のホームページ
(5月28日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.kodak.com/
□日本コダック株式会社のホームページ
(5月28日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.kodak.co.jp/
('97/5/28)
[Reported by seino@impress.co.jp]