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日本テキサス・インスツルメンツ株式会社(以下TI)は、米3DLabs社と共同開発したコンシューマ向け2D/3D対応グラフィックチップ、「TVP4020」を発表した。量産出荷は'97年第3四半期からを予定している。
「TVP4020」は、21日に米3DLabs社が発表したグラフィックチップ「PERMEDIA2」と同等の製品で、3DLabsのグラフィックアクセラレーション技術とTIのRAMDAC(モニタ出力用アナログ変換チップ)技術の双方を利用したもの。3D処理能力としては、秒間100万ポリゴン、8,000万画素の表示が可能で、同社によれば「ほとんどの人気PCゲームの要求条件をはるかに越えるスペックを持っている」という。内蔵されているRAMDACは最大230MHzに対応しており、1,600×1,200ドット表示時に83Hzのリフレッシュレートを実現できる。また、ビデオ信号の処理機能を持っており、ビデオキャプチャこそできないものの、外部のビデオ入力をモニタにオーバーレイ表示することなどができる。このほか、Intelが提唱する次世代のグラフィックス専用バス「AGP」にも対応している。サポートされる3D用APIは、Direct 3D、OpenGL、Heidiなど。
TIによると、サンプル出荷価格は3DLabsの「PERMEDIA2」と同等の35ドル(10,000個/月の場合)程度になる見込み。
□日本テキサス・インスツルメンツ株式会社のホームページ
http://www.tij.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.tij.co.jp/jsc/docs/news/scj9714.htm
□米3DLabs社のホームページ
http://www.3dlabs.com/
□「PERMEDIA2」のニュースリリース(英文)
http://www.3dlabs.com/page10.html
('97/5/27)
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]