【イベント】

開催地は東京ビックサイト

●ビジネスシヨウ '97 TOKYOで気になったモノ達

　日本エリートグループは、桁違いに速い「100倍速」のCD-ROMドライブを展示。インターフェイスはATAPIで、製品名は「SMART 100X」。ただ、実際には12倍速のCD-ROMドライブとソフトウェアによるキャッシュシステムをセットにした商品で、キャッシュにヒットした場合に100倍速になるという..。キャッシュはHDDに200/300/650MBの容量で設定できる。今のところ、キャッシュシステムのソフト単体での販売は予定していないという。一瞬、スクープになるかと思ったのだが..。

　日本LSIカードは、「目撃番」なるデジタルカメラを展示。これは監視カメラの一種で、侵入者がいると自動的に撮影し、データを蓄えたり、別のPCやFAXに自動転送することができるという。ほかにも、自動車の天井部に取りつけて使用するという、360度撮影可能な円筒状のデジタルカメラ「移動型全周／デジカメ」も展示。ちなみに、「デジカメ」は同社の商標だそうだ。

　ナガトモ・トレーディングが展示していたのは、携帯情報機器を水やホコリから守る「AQUAPAC」。イギリスのアクアマン社という防水ケース専門メーカーの製品で、透明のビニール製の袋にクリップ式の蓋がついているもの。形状はさまざまで、アンテナ付き無線機に対応したものや、中央にカメラのレンズカバーをつけたカメラ用、ポケットベル用なとなど。携帯電話をカバーに入れて、そのまま通話しても、音量は3%しかロスしないとか。

　シグマA・P・Oシステム販売は上下昇降式でモニタが収納できるというパソコンデスクを参考出品。パソコンを使うときだけモニタを出し、使わないときにはしまうと、机のスペースを有効利用できるという。1つは電動でモニタを昇降させるものと、もう1つは収納する際に手で下に押し込んで、取り出すときはペダルを足で踏むというもの。電動式は、実用新案を申請中という。

　三洋電機は自社のデジタルカメラ「DSC-V1」用のPIAFSアダプタを参考出品した。ボックス型のPIAFSアダプタをデジタルカメラとPIAFS対応PHSと接続することで撮った画像データをすぐに遠隔地に転送できる。これはWatch編集部にぴったりの製品？。

　テクノバードのブースでは、LEDによるレベルメーター付きの5インチベイ内蔵用スピーカーが展示されていた。ステレオで、低温増幅機能付き。また、中国語キーボードとペーパーフィード型のスキャナが合体した変わったキーボードもあったが、これは参考出品で日本語版の発売予定はないそうだ。