その中でも唯一、カシオだけが自社製品のH/PC「CASSIOPEIA」とともに、国産のものを含むWindows CE用アプリケーションや対応する周辺機器を展示するなど、内容に新味が感じらる内容だった。アプリケーションでは、シマンテックのリモートコンピューティング用ソフト「pcANYWHERE CE(英語版)」、インクリメントPの地図閲覧ソフト「MapFanII CE」、ソリトンシステムズのTelnetとFtpソフトを含む「InternetTools for Windows CE」、さらにデジタルカメラのQVシリーズの画像をアルバム形式で閲覧できる「WebAlbum for CASSIOPEIA」といったソフトが来場者に自由に触れるよう開放され、来場者の関心を集めていた。この中で、ソリトンシステムズが開発したソフトについてはCASSIOPEIA日本語版の発売時(発売時期は夏頃)にバンドルされる予定があるという。
周辺機器としては、カシオがCASSIOPEIAを利用してノートパソコン用MIDI音源「カードDE日曜音楽」を制御するデモを行い、ソリトンシステムズはCASSIOPEIAでも利用可能な128kbps対応ノートパソコン用ISDN PCカード「RemoteWave II/PCMCIA」を展示した。
Windows CEとH/PCは日本語版の発表が間近いと言われているが、国産アプリケーションの登場や周辺機器の対応など、確かに現実味が帯びてきた。
□カシオ計算機株式会社のホームページ
http://www.casio.co.jp/
□CASSIOPEIAの製品情報
http://www.casio.co.jp/hpc/products.html
('97/5/14)
[Reported by fumitake@impress.co.jp]