【業界動向】


'96年度の国内パソコン出荷台数は、前年度比26%増
'97年度は、前年度比22%増の880万台を予想

日本電子工業振興協会が'96年度の国内パソコン出荷台数を発表

'97/5/7 発表


 日本電子工業振興協会が7日発表した1996年度の国内パソコン出荷台数は、前年度比26%増の719万2,000台と、4年連続で過去最高を更新した。年度初めに予想した750万台には届かなかったが、同協会は「国内のパソコン市場は引き続き好調に推移している」とみている。

 特にノート型などの携帯型パソコンは、各社がデスクトップ並みの性能で小型、軽量の新製品を発売したため、52%増の254万9,000台と急増。パソコン市場に占める比率は35%になった。

 金額ベースでは、26%増の1兆7,506億円、このうち携帯型は48%増の6,621億円だった。

 当初予想に達しなかったことについて、同協会は「米インテル社の新型MPU(超小型演算処理装置)やDVD(デジタル・ビデオ・ディスク)搭載パソコンなどの話題商品が昨年の年末商戦に間に合わず、やや盛り上がりに欠けたため」と話している。

 97年度の出荷台数は、前年度比22%増の880万台を予想。新技術を採用した製品や各種の新ソフトの登場が予想されることから、「企業の情報化投資や個人市場の拡大で、引き続き順調に拡大する」としている。

 

□日本電子工業振興協会のホームページ
http://www.jeida.or.jp/
□平成8年度出荷実績
http://www.jeida.or.jp/toukei/h8pc.html

('97/5/7)


[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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