米Symantecは4月23日、同社製ユーティリティソフト「Norton Utilities 2.0」のプログラムコードの一部を盗用したとして、アンチウイルスソフトウェアなどで知られる米McAfeeを相手取って訴訟を起こした。
Symantecによると、プログラムコードが盗用されたとされるのは、Windowsアプリ ケーションの異常終了を直前に検出してデータ保存を可能にする「NortonCrashGuard」機能のプログラムコードで、McAfeeが3月に米国で発売したユーティリティソフト「PC Medic」に含まれているという。Symantecでは、「PC Medic」の回収と販売差し止め、損害額の賠償を求めている。
一方、訴えられた側のMcAfeeでは、この件に関して公式の発表はなく、日本代理店となっているマカフィー・ジェード株式会社でも「今のところ、盗用の事実は確認されておらず、今秋に発売を予定している日本語版PC Medicに関しても変更はない」と静観の構えをみせている。
□米Symantec社のホームページ(英文)
http://www.symantec.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.symantec.com/press/n970423.html
□「Norton Utilities 2.0」の製品情報
http://www.symantec.co.jp/products/NU20/NU20.HTM
□米McAfee社のホームページ(英文)
(5月1日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.mcafee.com/
□「PC Medic」の製品情報(英文)
http://www.mcafee.com/pcmedic/
('97/5/1)
[Reported by suzuki-k@impress.co.jp]