【業界動向】

米Apple Computer、'97年度1~3月期の財務実績を発表。
業績は、さらに悪化


 米Apple Computer社は、現地時間16日、'97年度第2四半期(1~3月期)の業績を発表した。

 売上高は16億100万ドルで、前年同期の21億8,500万ドルに比べて27%減少した。また 純損失は、前年同期の7億4,000万ドルに対して7億800万ドルと、数字の上では減少しているが、売上げに対する損失の比率は悪化している。

 ただし、これには営業外の費用として、NeXT Software社の買収などに関わる費用3億7,500万ドルとリストラにかかる費用1億5,500万ドルが計上されている。それらの費用を除いた今期の営業損失は、1億8,600万ドルとなる。

 一方、粗利率で見ると今期は19%の黒字で、これは前年同期の19%の赤字から比べるとかなり改善されている。また、営業および一般管理費も前年同期に比べて6,500万ドル削減されている。

 同社会長兼CEOのDr.Gilbert F.Amelio氏は、「確かに今期の営業成績は芳しくないが、我々は戦略のゴールに向かって確実に前進している」と語った。


□Apple Computerのホームページ
http://www.apple.com/
□ニュースリリース(英文)
http://product.info.apple.com:80/pr/press.releases/1997/q3/970416.pr.rel.q297.html

('97/4/17)

[Reported by sasaki-m@impress.co.jp/etoh@po.eis.or.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp