【業界動向】

売上、一株あたり利益ともに過去最高を記録

米Intel、'97年度第1四半期の業績を発表


 米Intel社は、現地時間14日、'97年度第1四半期の財務実績を発表した。MMX対応Pentiumプロセッサの好調な滑り出しを反映し、売上、一株あたり利益ともに過去最高を記録した。

 売上高は64億4,800万ドルで、前年同期の46億4,400万ドルと比して39%増、一株あたり利益2.20ドルで、前年同期の1.02ドルと比して116%増の好結果となった。また、純利益は19億8,300万ドルで、前年同期の8億9,400万ドルから122%の成長である。

 概況としては、CPU全体の出荷数は、'96年第4四半期と比してもほぼ変わらないものの、Pentiumの比率は下がってきている。Pentiumの比率が下がった分、マザーボード全体の出荷数は落ちているが、Pentium Pro用についていえば好調で、CPUの出荷数に対するボードの出荷数の比率は、Pentiumよりも依然高いと報告している。

 また、第2四半期の業績予想としては、売上は第1四半期とほぼ同じか若干上昇し、一方粗利率は、第1四半期の64%とほぼ同じか若干下降するであろうとしている。

 同社社長兼CEOの、 Dr. Andrew S. Grove氏は、「'97年は、弊社の製品にとって大きな転換期となる。第1四半期には、無事MMX対応Pentiumを立ち上げることができたし、5月には次のステップとなるPentium IIを紹介できるであろう。我々は、CPUをよりパワフルなものにしていくのと同時に、すべての市場分野にすばやく供給できるよう、生産能力を高めることにも挑戦していく。」と語った。

□Intelのホームページ
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/CN041497.HTM

('97/4/15)

[Reported by sasaki-m@impress.co.jp/etoh@po.eis.or.jp]


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