【業界動向】

　同社会長兼CEOの、W.J.Sanders氏は、「全部門でビジネスが回復したことで売上が増加し、K6プロセッサの量産を待たずして黒字転換することができた。今期の売上増加要因は、主にフラッシュ・メモリ、Windows互換マイクロプロセッサ、そしてヴァンティス部門のプログラマブル・ロジックの好調だ。」と語った。また、先日発表されたK6プロセッサについては「第2四半期中に数10万個、下半期には数100万個の出荷を目指す」とした。

　Motorolaの売上高は66億4,200万ドルで、前年同期の69億5,500万ドルから4.5%のダウンとなった。純利益は3億2,500万ドルで、前年同期の3億8,400万ドルから15%のダウンとなった。

　同社社長兼COOのRobert L. Growney氏は、この不振の主因として半導体部門を挙げており、「前年同期に比べて確かに受注は減少したが、'96年第4四半期よりは好転しており、昨年の半導体業界全体の不況を反映した格好だ。また、昨年他部門に対しても行なった費用削減の効果も徐々に良い結果を結び始めている。」とした。

□AMDのホームページ
http://www.amd.com/
□AMDのニュースリリース(英文）
http://www.amd.com/news/corppr/9734.html
□AMDのニュースリリース(和文）
http://www.amd.com/japan/overview/corppr/nr9734-1.html
□Motorolaのホームページ
http://www.mot.com/
□Motorolaのニュースリリース（英文）
http://www.mot.com/General/Financial/Q197_Report.html

('97/4/9)

[Reported by sasaki-m@impress.co.jp/etoh@po.eis.or.jp]