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●生産性向上のためのテクノロジー
Papows氏は、生産性向上のためのテクノロジーが普及するためには、最適な展開が重要であると述べ、AI、ペンコンピューティングなどを過去の誤った試みであったとした。
生産性向上ツールは、メッセージング(メール)、グループウェア、Webの順に高度化しており、しかもイントラネットなどのスタッフ内のシステム(Staff-Facing System)から、顧客を相手にするマーケットに対するシステム(Market-Facing System)へと展開すると述べた。
なお、これらの分野では、ロータスは第一人者であり、メールソフトでは27%、グループウェアでは36%を占めており、それぞれの分野でのマイクロソフトのシェア(それぞれ11%、17%)を大きく上回っていることを強調した。
●IT(インフォメーション・テクノロジ)市場は広がっている
そして、70年代、80年代、90年代のそれぞれの「ネットワークに接続しているユーザー数」と「IT分野の大きさ(金額)」を比較し、ユーザー数は100倍、IT産業は50倍の増加を果たしているとのグラフを示した。
これから伸びる分野は、サーバーソフト、コラボレーションなどであり、その伸びはパッケージアプリケーションなどを上回るだろうと述べた。
●Javaの有効性を強調
そして話題を転じ、2000年にはほぼすべての企業が、非力なものから強力なものまで、さまざまなレベルのクライアントマシンを抱えることになり、その対策としてJavaの有効性を強調した。加えてJavaは“Unifiling”テクノロジーであり、PCとNCのいずれのプラットフォームでも有効であり、我々はこの環境を保持し続けられるように努力しなければ語った。
('97/4/9)
[Reported by date@impress.co.jp]