●入場から開会式へ 「COMDEX Japan '97」が8日から11日まで千葉・幕張メッセで開幕した。主催者がソフトバンクに買収されてから、初の日本での開催であり、その規模、内容が注目されていた。海外からの出展も多く、最終的には約300社が出展した。 また、日本のコンベンションとしては珍しく事前登録制を取っており、約8万人の事前登録が行なわれている。当日登録は5,000円が必要なため、事前登録は行き渡っており、当日登録の窓口は閑散としていた。 会場入口で行なわれた開会式では、主催者である米SOFTBANK COMDEXの孫正義会長がスピーチを行い、「現代は農業革命、工業革命につづく情報革命の時代で、情報を制するものが勝者となる」と宣言。そして千葉県知事も参列してテープカットが行なわれた。 初日の入場者数はまだ明らかとなっていないが、会場内はさほど混雑しておらず、“実際に商品に興味のある人同士が商談を行なう”というCOMDEX本来の姿に近いものとなっている。 PC Watchでは3日目までのレポートを予定している。 |
プロバイダー側の機器も56k対応を明らかにしているものが目立っていた。
また、午前中の記者説明会でPentium II単体での公開が行なわれたほか、基調講演のステージでも、司会役の米SOFTBANK COMDEX孫正義会長がPentium IIを持って登場するなど、正式発表前の製品ながらPentium IIはイベントの主役の一つとなっている。
一方、AMDのブースではPentium ProとK6を並べてのベンチマークと、K6を採用したメーカーの製品が展示されている。本誌で紹介したメルコのマザーボードなどのほか、アセットコアのCPUアクセラレータ、ACERのマザーボードが加わっている。
また、このところ松下や日立から発表された液晶と一体型になったクライアント用のビジネスパソコンも展示されている。
もう一つは携帯電話との合体マシン。こちらは企業向けが中心か。
さすがに20倍速では消費電力が大きいのか、高速モードと省電力モードを切り換えるスイッチがついていた。モバイル時は省電力モード、据え置きでゲームをするときは高速モードという使い分け。
また、松下のブースでは参考出品ながら、ノートパソコン用のPDドライブが展示されている。従来のPDドライブの約半分の厚みで、インタフェースはパラレルとSCSIの両方に対応している。
[Reported by date@impress.co.jp]